悠久フィロソフィー

今ここから 改めますか

龍の鏡

考察対象:龍の鏡

ドラゴン族融合サポートの通常魔法。
龍の鏡と書いてドラゴンズ・ミラーと読む。

『融合』の墓地利用バージョン。
融合素材を場・墓地から除外して、ドラゴン族の融合モンスターを出せる。

墓地のカードから強力モンスターが出てくるので、奇襲性は高い。
特にこのカードの恩恵を受けるのはやはり何と言っても『F・G・D』だろう。
『未来融合―フューチャー・フュージョン』と併用することにより、デッキを5枚分圧縮しながら確実に墓地にドラゴン族モンスターを溜めることができる。
いわゆる『未来竜』のギミックである。
また『仮面竜』『軍隊竜』といったリクルーターでも素材の用意が可能。

『F・G・D』だけでなく『究極竜騎士』も出すことができる。
ただし、融合素材の2体を場に出す、墓地に送るのはなかなか面倒なことだが。

『デュアル』のデッキではフィニシャーの『超合魔獣ラプテノス』を出すことができるので切り札になりうる。
デュアルモンスターなら何であっても構わない、2体いればそれだけで出せるというのだから強力に戦術をサポートすることができる。
『ヘルカイザー・ドラゴン』を投入しドラゴン族を多少積めば、場合によって『F・G・D』と『超合魔獣ラプテノス』の使い分けをして攻めるのもありかもしれない。

他に出すモンスターの候補としては『竜魔人 キングドラグーン』がいる。
素材モンスターはステータスが低いため墓地に送られやすく、そして融合に成功すればその圧倒的爆発力でフィールドを制圧できる。
また『デス・デーモン・ドラゴン』や『ドラゴンに乗るワイバーン』等を出すこともできる。
もちろん、あの『青眼の究極竜』を出すことも可能。

融合召喚後は、『次元融合』『異次元からの帰還』を使って除外した素材モンスターを特殊召喚すると強力。特に『F・G・D』『青眼の究極竜』等は素材自体をパワーの高い戦力として使うことができるので、ぜひとも積極的に投入していきたいところ。
ただし、若干の事故は考慮しなければならない。

墓地の種族を変える『アンデットワールド』を使われるとひとたまりもない……かと思うとそうでもなく、むしろほとんど影響はない。
ただ『F・G・D』だけが出せなくなる。

OCGでは『竜』という漢字が多く使われるが、このカードは『龍』である。
どんな心境の変化があったのだろうか。

『超再生能力』『竜の逆鱗』等と違い、イラストのドラゴンはOCGに存在していないものが描かれている。
もっとも、全くもってこのカードに限った話ではないが。

ドラゴンズ・ミラーは『龍の鏡』の直訳。
ただ『ドラゴンズ』は『dragon's』だろうから『龍の(所持している)鏡』といったところ。
その割にはあまり鏡らしい要素のない効果とイラストである。

イラストの状況から龍がどこかに行ってしまえばただの鏡。
それを『龍の鏡』と言い切っていいものなのかどうにも気にかかる。