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デッキ紹介【Was VirTualiZe】

このページを特にブックマーク等に入れていないのでたまに何か更新しようという気分になるとだいたい普通にブログタイトルで検索して到達するんですが(アホなの??)、先日検索の関連キーワードの欄に「デッキ」「初動」といった言葉が伴っているのを見かけまして、やっぱちったあそういう話をせにゃあならんかあとなりました
全然してなくてすみません

 

【Was VirTualiZe】

 

 

詳細はつづきからどうぞ

 

 

 

概要

 

 

《VWXYZードラゴン・カタパルトキャノン》を出そう!というデッキです。でした。

 

《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「VW-タイガー・カタパルト」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。その相手のカードを除外する。
(2):このカードが相手モンスターに攻撃宣言した時、その攻撃対象モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃対象モンスターの表示形式を変更する。この時、リバースモンスターの効果は発動しない。

 

それなりに重たい《VW-タイガー・カタパルト》とそれなりに重たい《XYZ-ドラゴン・キャノン》を除外して特殊召喚する、とかいう凭れた胃が口から飛び出してきそうな召喚手順を踏む大型モンスターですが、「自分フィールドの上記カードを除外」すれば良い条件なので、ご存知装備魔法扱いからの魔罠ゾーン除外でショートカットします。

 

 

このための準備を整える初動ルート1本が根幹となっており、その他肉付けという感じの経緯で構築が進んでいます。
既に一発ネタ感がすごいですが以下お付き合いいただければ幸いです。

 

 

解説

 

上記の通りVW》及び《XYZ》の装備魔法化がデッキのキモです。
せっかく機械族の2枚なので、無理せず「セリオンズ」「サイバー・ダーク」の2テーマを利用しています。

 

《セリオンズ"キング"レギュラス》
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは機械族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):相手がカードの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。
(3):このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の(2)の効果を得る。

 

《サイバーダーク・インヴェイジョン》
永続罠
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
「サイバーダーク・インヴェイジョン」の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない。
●自分フィールドの「サイバー・ダーク」効果モンスター1体を対象として発動できる。自分・相手の墓地からドラゴン族・機械族モンスター1体を選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。
●機械族モンスターに装備されている自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

 

構築の方針としては、

1.《VW》《XYZ》をEXデッキから墓地へ送る
2.《レギュラス》《インヴェイジョン》を揃える

この2点を満たせるような挙動を考えていくこととなります。

 

全くの別件で、《マジシャンズ・ソウルズ》を用いた「サイバー・ダーク」の立ち回りについて見聞きし・使ってみようと自分の中に落とし込んでいた動きがあったので、今回はそれをそのまま流用しています。何方とは言わないですが勝手にお世話になりました。
上記課題のうちEXの2枚を落とすことについては「ドラグマ」関連が安直に便利だったので、そちらに繋がるような意識でルートを考えています。

 

《教導の大神祇官
効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻1500/守3000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から融合・S・X・リンクモンスター1体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。自分のEXデッキからカード名が異なるモンスター2体を墓地へ送る。相手は自身のEXデッキからモンスター2体を墓地へ送る。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

具体的な手順は以下の通り。

 

条件:《サイバー・ダーク・クロー》1枚 および攻撃宣言を行えること

1.《サイバー・ダーク・クロー》発動、《サイバー・ダーク・ワールド》サーチ
2.《ワールド》発動、「サイバー・ダーク」(《ホーン》《キール》《エッジ》のいずれか)サーチ
3.《ワールド》発動、「2」で加えた「サイバー・ダーク」を効果処理で召喚、召喚時効果により《クロー》装備
4.《クロー》装備した「サイバー・ダーク」で攻撃宣言、《クロー》効果で《虹光の宣告者》を墓地へ送り、《虹光》効果で《イリュージョン・オブ・カオス》サーチ
5.(メインフェイズ2移行)《イリュージョン》発動、《マジシャンズ・ソウルズ》サーチ、手札1枚デッキの一番上へ
6.《ソウルズ》発動、《教導の大神祇官》墓地へ送り特殊召喚
7.《ソウルズ》発動、《ワールド》《クロー》墓地へ送り2ドロー、《クロー》効果自身回収
8.通常召喚権で《クロー》召喚
9.《クロー》+《ソウルズ》=《警衛バリケイドベルグ》ss、《ベルグ》効果を手札1枚捨てて発動
10.《ベルグ》+「サイバー・ダーク」=《幻獣機アウローラドン》ss、《ラドン》効果「幻獣機トークン」×3ss
(ルート図①)



11.《ラドン》効果自身とトークンリリースし《幻獣機オライオン》ss
12.《オライオン》+「トークン」=《源竜星ボウテンコウ》ss、《オライオン》効果「幻獣機トークン」ss、《ボウテンコウ》効果《炎竜星-シュンゲイ》サーチ
13.《ボウテンコウ》効果《光竜星ーリフン》墓地へ送りレベルを「1」に変更
14.《ボウテンコウ》+「トークン」=《ルイ・キューピッド》ss、《ボウテンコウ》効果《水竜星ービシキ》ss、《ルイキュー》効果レベルを「5」に変更
15.《ルイキュー》+「トークン」=《PSYフレームロード・Ω》ss、《ルイキュー》効果800ダメージ与え《キャシー・イヴL2》サーチ
16.《L2》効果《Ω》レベル2つ下げてss
17.《ビシキ》+《L2》=《聖光の宣告者》ss
18.《聖光》効果《大神祇官》回収し手札1枚をデッキへ
19.《Ω》+《聖光》=《旧神ヌトス》ss
20.《ヌトス》効果《シュンゲイ》ss
21.《ヌトス》+《シュンゲイ》=《スプリガンズ・メリーメイカー》ss、《メリーメイカー》効果《スプリガンズ・ロッキー》を墓地へ
22.《大神祇官》発動、EX体いずれか除外しss
23.《大神祇官》発動、《VW》《XYZ》を墓地へ
(ルート図②)




24.「9」で発動した《ベルグ》の処理で《ワールド》を回収

相手ターン中
25.《メリーメイカー》効果で自身除外+《鉄駆竜スプリンド》墓地、《ヌトス》効果で1枚除去
26.《スプリンド》効果で《スプリガンズ・ブラザーズ》サーチ

自分ターン
27.《メリーメイカー》に《ギガンティック"チャンピオン"サルガス》乗せss
28.《サルガス》効果《円盤闘技場セリオンズ・リング》サーチ、《リング》発動《レギュラス》サーチ
29.《Ω》効果《クロー》をデッキに戻す
30.《ワールド》発動し《クロー》サーチ、《クロー》捨て《インヴェイジョン》サーチ

以上の手順により、

手札:《レギュラス》《インヴェイジョン》
墓地:《VW》《XYZ》

を揃えつつ、「メリー+ヌトス」のフリーチェーン除去や《サルガス》の打点・継続サーチなどでアプローチしていくことができます。
《バリケイドベルグ》《聖光》で2度発生する手札コストも《ソウルズ》の2ドローでちょうど確保している形なので、数の上ではクロー1枚が通りさえすればOKというルートになっています。

※実際はここに《インヴェイジョン》の対象となる「サイバー・ダーク」がもう1体必要となるのですが、まあ「大方」準備ができるルートということで……
一応サイバーダーク体のサーチかインヴェイジョンのサーチかが互換ではあります

 

あとは《VW》《XYZ》を装備カード化し、《VWXYZ》を立てるだけです。
《VWXYZ》を立てたら気持ち良く攻撃していきましょう!!
言いたいことはそれだけです

 

とはいえこのルートのみでは当然デッキとして成立しない(私基準)ため、以降は問題点を補う補助札や、枠を取り合わないサブプランの話になってきます。

 

上記ルートの問題点は主に以下の2つです。

a.EXデッキの消費の激しさ
b.素引きNG札のケア

特に深刻なのが「a」で、スプリンドやサルガスまで回すと13枚使用、残りは《VWXYZ》と何故か控えているもう1枚なので、恐るべきことに使用予定札だけで15枠が全て埋まっている状態です。
一応なんとか削減する案もあるにはありますが、今の構成にもそれはそれで見返りがあるため、気安く変更できない感じ。

こちらの対応としてはメインデッキ内で戦力を増強するほうが方向性としても合っていると判断し、最低限の戦力を追加してあります。そもそも「セリオンズ」自体がそこまでEX戦略に頼らない大型テーマで、「サイバー・ダーク」も多少なりメインで戦えるあたり救いが残っていました。

「b」についてはそもそもルート内で1枚までなら素引きケアできる(《イリュージョン・オブ・カオス》のデッキ戻しがあるため)こともあり、よほど深刻な事故でなければ現状意外となんとかなっている感触です。念のため《補強要因》をこれ見よがしに搭載してはいます。

これに関してはメインデッキ枚数を増やしつつ初動換算できる札の割合を上げるという考え方で対応しており、結果的には「a」の対応とほぼ並行して進めることができました。

 

というよりも、言ってしまえば初動の問題にせよ戦力の増強にせよ、要は《深淵の獣 マグナムート》1枚でほとんど解決してしまったのです。
バケモンやでほんと

 

詳しくは次項の各カード詳細にて。

 

 

個別詳細

 

■「サイバー・ダーク」

 

・《サイバー・ダーク・クロー》
目指す初動。露骨にこの1枚だけ突き抜けてバリューが高い。いわゆる最強初動みたいなことをするのでできれば引きたいしできれば通ってほしい。
サーチ・サルベージ・EX落としの全てをフル活用します。特にEX落としはマクシムスとともにデッキの方向性を整える意味でも大きな役割があります。
効果を初手から十全に使おうとするとどうしても後攻前提なのが昨今厳しいようですが、今のところそれで困るような手合いとはこのデッキを用いて対戦したことがないので、別にいいかなという気もしています。デッキパワーどうこう以前の問題。

 

・《サイバー・ダーク・ホーン》《サイバー・ダーク・エッジ》《サイバー・ダーク・キール
2008年くらいに【サイバー・ダーク】を使っていたこともあり馴染み深い面々。この世のどこかに当時のレシピが残っているかもしれません。知らんけど
《クロー》《カノン》登場以降はむしろあちらの効果を使うための踏み台くらいの存在に貶められてしまったかのようであまり気乗りしていなかったのですが、久々に使ってみたらそれはそれとして懐かしくまた楽しく、という感じでした。ちゃんと打点になるのがえらい。
《アウローラドン》の素材になるところでしれっと機械族要素を発揮しています。

 

・《サイバー・ダーク・カノン》
《クロー》からの動きに直接噛まないのがややデザイン的に惜しい存在。一応装備時の効果で《妖醒龍ラルバウール》を落として間接的に初動に触ることはできなくもないです。
基本の動きでは《ワールド》のサーチ効果発動時にこちらを経由していないのですが、できれば《インヴェイジョン》サーチ後に《ワールド》でサーチできるようにしておきたいから、という理由があったりします。今考えました。

 

・《サイバーダーク・ワールド》
サーチした子をそのまま消費無く出力するスムーズさに現代遊戯王を感じました。すごいね。
ルート図を見ればわかる通り、サーチすること・召喚権を残せること・永続札ゆえに《ソウルズ》のコストになり《バリケイドベルグ》で拾いなおせること、の全てが重要な要素です。初手でこれだけ引いても最悪《クロー》サーチから次のターンの備え程度にするケースも多々あり。
他に類例の少ない独特の制限があるので、複数枚積んでいるカードをサーチする際にはほんのり注意が必要です。

 

・《サイバーダーク・インヴェイジョン》
元々はこのカードが構想の発端でした。正直言えばもっと色々な対象を装備し分けるデッキになるはずでした。どうしてこうなった……
自分のネタを進めるのみならず、相手に対してもフリーチェーン除去という質の高めな茶々入れができるのも構築がスマートになって善き。
ターン1と言いつつも実は2枚張ったら両方の効果が使えるテキストをしているため、《クロー》《カノン》を拾って妨害しつつちまちまアドを取ることもまあまああります。

 

 

■烙印ストーリーの子たち

 

・《セリオンズ"キング"レギュラス》
元々《インヴェイジョン》だけで装備を獲得しようとしていたところ、「そういえば機械族装備じゃん?」という妙に軽いノリで後から思い出して追加した子。それにしてはサイズが大きめ。
現状なぜか(本当になぜか)採用している「セリオンズ」モンスターはこの1枚のみなのですが、《セリオンズ・リング》《無尽機関アルギロ・システム》による使い回しが妙に手軽で目下そんなに困っていません。それにしてはサイズが大きめ。
高い打点と手広い無効範囲で、構築的に心許ない戦力を一気に底上げしてくれました。ただそれでも無効のコストが素の自身でも良いのは未だに納得行ってません。
装備先には一度効果を使った後の《スプリンド》も一応の選択肢となっています。

 

・《円盤闘技場セリオンズ・リング》
サーチした子がそのまま出てくる無駄の無さに現代遊戯王を感じました。すごいね。
サーチにせよサルベージにせよレギュラスを持ってこれるイコール《VW》《XYZ》を盤面に置けるということなのでデッキ的に重要なのですが、(2)効果の戦闘の身代わりも、特に元々戦闘の身代わりをテーマとして有している「サイバー・ダーク」的には悪くない相性でした。私がそう感じたというよりは対面からそういう感想をいただきました

 

・《無尽機関アルギロ・システム》
実はカード名めっちゃ好きなんですよね。声に出して読みたい

 

・《教導の大神祇官
装備化、の以前にEX落としというそもそも重要な役割を持つお方。一度これがいつまでも引けずに延々とグダグダしていたことがありました。
《ソウルズ》で落とした後は本当は《神聖魔皇后セレーネ》で簡便に拾うはずだったのですが、どう頑張っても魔法の枚数が足りないことが判明して大幅な迂回を強いられています。
もちろん《Ω》《ヌトス》あたりを延々落とし続けながら相手のEXを削るような一般的な使い方も構築上可能です。あまりやりませんが

 

・《スプリガンズ・ロッキー》《スプリガンズ・ブラザーズ》
おなじみの相互回収コンビ。相互回収できるからっていうだけで無限コストとか言っちゃうの実際どうなのって常々思ってます。
特に《ブラザーズ》が大事で、初動で使った《メリーメイカー》を再度出力する役割も見込まれています。詳しくは後述。

 

・《スプリガンズ・キット》
範囲の広いサーチ・サルベージ要員ですが、デッキ内の役割としては素引きケアも見逃せない部分になってきます。
実は長らくリアルプールでは採用できていなかったこともあり「烙印」魔罠の採用がかなり適当なので、そのあたり一回見直してもいいかも。

 

・《スプリガンズ・メリーメイカー》
《旧神ヌトス》を素材にフリチェ除去と化す図そのものがけっこう気に入ってたりします。
落とす先《スプリガンズ・バンガー》にしてあちらのコストにしても良いのでは?説はまあまああり。
素材2で飛んだ時に落とすアルバス融合体もだいぶ適当。要検討。

 

・《ギガンティック"チャンピオン"サルガス》
レギュラス使うのはいいけどどうやってセリオンズに繋げるかな~と思っていた矢先に表れて盛大に何もかも解決していきました。さすがチャンピオンだぜ(?)
ORU外れた際の効果でしれっと《サイバーダーク・ワールド》を回収して良いのがトチ狂ってると思いました(歓喜

 

・《深淵の獣マグナムート》
そもそもは《クロー》のサーチ手段としての採用でした。それが気付けば《復烙印》込みで戦力と戦略をどこまでも拡大し続ける恐るべき存在に……
ここまで書いてきた通りさしてシビアなシーンで使ってきたデッキでは到底ないため、「エンドフェイズにサーチする」遅さも当然気にするまでに至らず、結果かなり好き勝手やっていたのだと思います。こんなのが当初3枚積まれていたとなると今となっては末恐ろしい。
あまりのスペックなので相手墓地には基本触らない個人的な縛りを付けて運用していました。それでも強かった。

 

・《復烙印》
テキスト的には相当”やってる”永続札なのですが、とりあえず光闇回収の動きについてはこのデッキでは保留気味です。除外回収→ドローをサイクルの基礎にするデッキは他に幾つもありますし。
マグナムートを継続で投げるだけでも驚きの強さですが、《烙印の獣》によって実質タダで《ソウルズ》のコストを供給できるのが好感触でした。

 

・《スプリガンズ・インタールーダー》
汎用無効が強いようですが、どちらかといえば「☆8用蘇生札」としての採用をしています。つまり一度正規に出した《VWXYZ》は蘇生可能であるぞという主張がしたいだけです。
このコスト確保のため、《ブラザーズ》が2積みになっているということでした。

 

 

■ドラゴン族関連

ほとんど《マグナムート》が根拠に採用されています。やばいねあの子

 

・《妖醒龍ラルバウール》
《クロー》サーチ要員。ほか、下記の闇・ドラゴンは自然とサーチの圏内に入ってきます。裏を返せば他のステータスは現状そんなに対応関係を作れていないともいう。
年々この子の手札コストが重くなってきている気がします。私だけでしょうか

 

・《鉄騎竜ティアマトン》
裏コンセプト、というほどでもないのですが、『装備化』と『縦列形成』の相性が良いことはそれなりに意識していて、自然と条件を満たせるならばかなり強い存在になってくると考えています。またマグナムートで拾い直して複数回投げる意義の大きいカードかなと。
《補強要員》《烙印の獣》あたりでも条件をサポートでき、このあたりは相手ターンにふと設置できる罠であるあたりもなかなか大事です。

 

・《幻創龍ファンタズメイ》
素引きケアの一環として、またメイン内から投げられる一応の打点・盤面補強として。
こちらも複数回発動した場合に威力増を見込んでいますが、今のところそこまで活躍した試しがありません。そもそも私個人が明確に《幻創龍ファンタズメイ》というカードをあまりにも信用していないです。珍し~

 

・《アームド・ドラゴン・サンダーLV3》~《LV7》
「はっはっはいくらVWXYZのデッキだからといってまさか入るわけなかろう」と高を括っていたのですが気付いたら入っていて抜けなくました。最悪
一応の根拠としては《ブラザーズ》を手札から捨てられる札があまりに少ないのでは、というあたりだったと思うのですが、それにしても操作性高いわけでもないし、うーん?
真面目に狙うのならば現状こちらに触る札が少なすぎるのでもう一工夫考えたいところ。それでも出るときは出るのでやってみるもんだなあと思っています。

 

・《アームドドラゴン・カタパルトキャノン》
君の話ですよ君の話

 

 

その他採用候補

 

・《鎧竜の聖騎士》
「アームド・ドラゴン」側に少しでも歩み寄るならこのあたりからかな……と思って最近注目しているカード。《虹光》が1回きりの役割なのもどことなく惜しいので。
《鎧竜降臨》が《光子竜降臨》ほどの取り回し性能じゃなかったのはやや残念。

 

・《優麗なる霊鏡》
仮に儀式関係を増やして《虹光》を繰り返し使おうと考えるならば。
制約が付くとはいえ《クロー》《カノン》を汎用に装備し直せる手段でもあります。

 

・《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》
数少ないEX節約案。ボウテンコウのレベルを下げずに直でこちらを出すことで《ルイ・キューピッド》《キャシー・イヴL2》をすっ飛ばして《聖光の宣告者》を組めます。
ただデッキギミック的にどうしても《Ω》が強すぎて……

 

・《呪符竜》
当初メインを張っていたはずの《インヴェイジョン》装備先。《ソウルズ》《大神祇官》ほか相性の良い蘇生先も複数考えられます。
正直出せるか怪しいアームドカタパルトよりこっちで戦略進めるほうが楽しそ

 

・《D-HERO Bloo-D
《ルイ・キューピッド》のサーチ選択肢。気を抜くと盤面が埋まってしまうこともそれなりにあるのと、メイン内の戦力供給という文脈から。《ソウルズ》とも相性◎。
GX繋がり感が出てくるのも素敵かもしれません。本当か?

 

・《捕食植物セラセニアント》
同じく《ルイキュー》の選択肢。
植物族が多少なり盛り込めると《セリオンズ"リリー"ボレア》を投入しやすくなる副次効果があるため、できれば推進していきたいものです。

 

・《天帝アイテール》
《アームドサンダーLV7》をとりわけ簡単に盤面に置くだけならば帝ステ意識もありかも?と。
ただ一番楽そうな《再臨の帝王》だと「《アームド・ドラゴンLV7》として扱う」テキストまで無効なのがうーん。

 

・《深淵の獣アルベル》
《復烙印》で帰ってくる☆4チューナーということで、嘘でも《Ω》素出しが多少現実的になってきます。そうなると現状意義の薄い《ワイバー》《コラプ》の役目も見出せそう。
そもそも《サロニール》あたりよりかは使う機会ありそうかなと

→23/08/15追記 墓地では「ビーステッド」ネーム無くなるので復烙印非対応でした。

 

・《輪廻独断》
GX繋がり
《インヴェイジョン》で《ヌトス》とか装備させて気持ちよくなりたいですよね

 

・《七精の解門》
《ワールド》回収用。そこまでして拾いたい札か?というのと☆10トリガー何で作るの?という難があり。
幻魔まで採用するといよいよ【GXライバルズ】みたいな様相になってくる

 

・《蛇眼の炎龍》
墓地→魔罠ゾーン設置期待のニューカマー。こちらは永続魔法扱い。
蘇生させたい「☆1・炎」が現状未採用なのと、本人の出力手段が確立していないことだけがネック。裏を返せばメイン内戦力ということもあり採用は十分に圏内。

 

・《黒魔女ディアベルスター》
あまり主張していませんでしたが《大神祇官》拾うまでの一連の流れを用いることで《ソウルズ》で落とせる「☆5↑魔法使い」は全て同様に拾えるわけです。サーチ先の選択肢として用意するには相応しいかと。各種永続が《ソウルズ》のコストにできて相性良い理屈はそのままこちらとも相性が良いことになります。
ただ高すぎる。

 

・《鉄獣鳥 メルクーリエ》
あまりにも嘘くさいですが《アームドカタパルト》が通った場合にコスト除外で誘発するカードの中で採用プールと接点がありそうな1枚。
あまりにも嘘くさいので不採用。

 

・《閃刀姫ーカメリア》
もしEXが1枠空くなら、の候補札。
「閃刀」が噛む余地は薄そうですが、装備化させる機械族の中では現時点トップクラスに強そう。

 

・《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
上記《炎龍》や能動的な「ビーステッド」系の展開に。
そういえばGX繋がりでした。

 

 

あとがき

 

シンプルな一発ネタデッキでした(言っちゃった)

 

発端は2022年通して実施していた週1構築から。当時なんとかしてEX体を墓地に送って装備化させたいという一心で色々探していた気がします。今思えば一体あの衝動は何だったのだろうか

 

《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》自体は、ネタにしてこそいますが、実際出せさえすれば「相手だけ《創星神Sophia》」みたいな威力をしているのでほとんどゲームセットです。多少無理をしてでも狙う価値はあるほうだと思っています。ネタにはするけど

 

 

デッキ名は長らく適当に【was VtZ】としてきたのですが、あまりにも面白くないので今回改めて考え直しました。
virtualizeは「V/T/Z」の3文字を拾いたいための単語でしたが、「ヴァーチャライズ」=「仮想化」という字面はモンスターを直に場に出さない「装備化」の挙動と近いニュアンスがあるような気がします。気がするだけです

 

そういえば今回初めてルートの図示というかチャートというか作ってみました。今まで面倒がってサボっていましたが作ってみたら実際面倒でした。そもそもそういう説明が適切なほど細かい展開するデッキなんて無かったんですが
あれ何か見やすくなる効果あったんだろうか?と我ながら疑問でならないです。

ちなみに最も慣れ親しんだ画像編集ソフトAviUtlを使って作成しました(笑うとこ)

 

何かお楽しみいただければ・お役立ていただければ、幸いです。