悠久フィロソフィー

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「遊戯王ADS 新たなる小ネタ集 その14」解説(後半)

ADS動画、「第14回」の解説&補足&裏話の後半です。






↑動画はリンクからどうぞ(要ニコ動アカウント)


前半は → こちら




16・17:【マーシャルゲイザー】


【解説】
《マーシャリング・フィールド》を用いた動き×2です。
レベル変動→統一効果への注目と、デメリット活用の2パターンを使用しています。

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《未来への思い》+《マーシャリング・フィールド》の組み合わせ。
墓地から素材を蘇生させ、レベルを合わせて変更することで、高ランクエクシーズの展開とデメリット回避を同時に行っています。
動画内では「☆9×3」の機械族エクシーズである《CNo.15 ギミック・パペット―シリアルキラー》を特殊召喚しています。

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機械族2体を使った《ゲイザー・シャーク》の墓地エクシーズ効果にチェーンして《マーシャリング・フィールド》を発動し、「機械族以外特殊召喚不可」のデメリットを適用することでエクシーズ召喚の処理のみを不発にし、場に素材2体を残す流れ。
蘇生したモンスターは、ゲイザーシャークの効果処理が終われば水属性以外のエクシーズにも使うことができるようになるため、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》を経由して《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》へと繋がります。

【補足】
マーシャリングフィールドの効果が適用されるのは「☆5以上」の機械族であるため、《未来への思い》で蘇生させる対象は高レベルを分散させて墓地に用意しておく必要があります。
やや手間がかかる部分ですが、必ずしも3体エクシーズをする必要も無いので、そのあたりはいくらか気楽に考えても良さそうです。
シリアルキラーまで行かずとも、《幻子力空母 エンタープラズニル》等の他の高ランク機械族くらいで充分そうではあるかも。
最近では《魔海城アイガイオン》あたりが強そうです。

【補足2】
忘れがち(?)ですが、マーシャリングフィールドの効果には、機械族モンスターが破壊される際に身代わりになる効果も含まれています。
特にインフィニティと組み合わせることで強固な布陣を形成しています。

【裏話】
元々は《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を素の条件で出すには、と考えた際に行き着いたのが《マーシャリング・フィールド》だったような気がします。
大味なカードですが色々できるのでなかなか楽しかったり。




18・19【苦紋様サイバーツィオルキン】


【解説】
サイバー・ドラゴン》周辺を意識した2通りの動き方です。

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サイバー・ドラゴン・コア》でサーチできる《サイバー・シャドー・ガードナー》が、「繰り返しセットできる罠」かつ「繰り返し特殊召喚できる罠モンスター」であるため、《アルティマヤ・ツィオルキン》と《苦文様の土像》の両方に対応しています。
ツィオルキン自体は《サイバー・ドラゴン》+《クイック・シンクロン》で特殊召喚しています。
苦文様で相手の札を除去しつつ、ツィオルキンからのシンクロ体連打で攻勢に。

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同じく《サイバー・ドラゴン》+《クイック・シンクロン》の組み合わせで、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》を特殊召喚できます。
この際クイックのコストに《素早いアンコウ》を用いることで2体の獣族「素早い」モンスターを展開、《No.64 古狸三太夫》のエクシーズ召喚に繋がります。
ノヴァの効果を発動し打点を倍加させたところで三太夫で4200トークンを生成、ノヴァをインフィニティに変換することで攻撃性能を高めていきます。

【補足】
手札の《騎士道精神》は、サイバーシャドーガードナーと三太夫の2枚とシナジーがありそうに見えるカード、ということで手札に入れてあります。
実際使うならもっと他に対応するカードが欲しいような気もします。

【補足2】
ノヴァの《サイバー・ドラゴン》蘇生効果は、もちろん既に墓地にサイバードラゴンが落ちていなければ発動そのものができないことに注意。
また、インフィニティを重ねないほうが打点自体は高いので、相手の状況によってはノヴァのまま攻撃するほうが良い場合もありそうです。

【裏話】
特に意味も無く60枚デッキです。サイドラコアやラッシュウォリアー等で星邪を回してアンコウを落としたりするようなことを狙っていた記憶がありますが正直よく覚えていません(ぇ




20・21【黒白テレポーター】


【解説】
《マックス・テレポーター》効果からの展開で、《黒白の波動》を発動可能な状態を作りつつ攻めていくパターンの模索です。

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《マックス・テレポーター》→《調星師ライズベルト》+《ガスタの神裔 ピリカ》をssし、ピリカから☆1チューナーを釣り上げて☆4シンクロ+☆4になったライズベルトの組み合わせで《黒白の波動》条件を満たします。
この際、《音響戦士ギータス》から《音響戦士ベーシス》を特殊召喚することでテレポーターのリリースとピリカの釣り上げ対象を同時に確保している格好です。
ピリカの縛りで風属性しか特殊召喚できなくなっていますが、「風+風」ができるので除去能力の高い《電光千鳥》を出して切り返していくことができます。

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《マックス・テレポーター》→《寡黙なるサイコプリースト》+《サイコ・コマンダー》ss、プリースト効果で墓地のサイキック族モンスターを除外したのちに☆6シンクロ。
☆6シンクロ体+テレポーターで《黒白の波動》条件を満たしたランク6エクシーズができます。
テレポーター召喚のために《アマリリース》を使用しつつ《星邪の神喰》を起動してプリーストの対象を確保、またプリースト効果のコストに《ガスタ・グリフ》を用いることでさらに展開を繋げています。
動画ではヴァルカン、カステル、トレミス、黒白で計4枚除去しています。ヴァルカンの自分場の対象を用意することも星邪の仕事の1つです。

【補足】
ギータス効果コストでグリフを切る、音響戦士の共通効果で星邪を起動する、など、両者の間の関連が他にも色々と見込まれます。

【参考】
リアルプールでも同様のコンセプトでデッキを組んでいます。現在はベーシスではなくピアーノになっており、ピリカからは☆6シンクロとランク3エクシーズを目指せるようにしています。汎用ランク6の風属性モンスターの登場が待ち望まれます(真顔)
以前にレシピをアップしているので、参考までに。
 → http://blogs.yahoo.co.jp/sabaki1991/40015554.html

【裏話】
元々はテレポーター効果起動から☆6シンクロを経由して一手でランク6に繋がる、ということをエクシーズ黎明期に漠然と考えていたことが原点でした。
今回「二面性」というテーマのために別ルートを探したわけでしたが、案外労せず見つかったので助かったかなというところです。




22・23【トランスファーニ魔ドルチェ】


【解説】
《トランスターン》を意識しつつ、【ファーニマル】+【マドルチェ】を合わせた動き二つです。

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《エッジインプ・シザー》でトップに《ダーク砂バク》を固定、《次元合成師》効果で除外することで効果起動に繋げます。
ダーク砂バクからは☆3の獣族を特殊召喚し、シザーと合わせて《虚空海竜リヴァイエール》をエクシーズ、ダーク砂バクを帰還させて《トランスターン》で《マドルチェ・ホーットケーキ》へと繋ぎ、さらに展開していきます。

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《エッジインプ・シザー》でトップに《ファーニマル・ベア》を固定、《魔轟神獣ガナシア》を捨てて《トイポット》を起動することでガナシアとベアの両者を展開しています。
ベアを墓地に送り《トランスターン》を発動することで《マドルチェ・エンジェリー》に変換し、そのまま《マドルチェ・プディンセス》を特殊召喚。シザーとガナシアで《M.X-セイバー インヴォーカー》をエクシーズし《ゼンマイソルジャー》を特殊召喚。これで「☆5・地属性」を2体揃え、プディンセス素材の《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》を出していきます。
ショコ・ア・ラ・モード効果でホーットケーキss、ホー効果でメッセンss、《マドルチェ・シャトー》をサーチして墓地のマドルチェをデッキに戻し、再度ショコ・ア・ラ・モードリクルート効果を発動していきます。

【補足】
シザー+次元合成師で手札のカードを任意に除外する組み合わせです。現状他にあまり有効そうな除外対象が多くないので小技の域は出ませんが。
次元合成師自体は、現在では《ファーニマル・ウィング》を回収できると便利かも。

【補足2】
23のネタは、ほとんど「トランスターンでベアがエンジェリーに変換できる」ことと「ショコ・ア・ラ・モードリクルート効果にはターン1が付いていない」ということを言いたかっただけだったりします。
最初から墓地にマドルチェが落ちていることを条件としているのでやや厳しくなってしまっている一方で、最後になるまで召喚権を使わなかったからといってメッセンを通常召喚しているあたりはさすがにやりすぎたかもしれません。

【補足3】
《神の居城―ヴァルハラ》は、エンジェリーや次元合成師との兼ね合いを見込むことができたので手札に入れてあります。
《ファーニマル・ドッグ》の効果も発動できたり。

【裏話】
ランスターンを使ったダーク砂バク→ホーットケーキの動きは以前の回(第7回)でも扱っていたため正直こればかりになるのもなあという感じではありましたが、他に妥当な着地点も見出せなかったので妥協しています。
ベアをエンジェリーに変換することとダーク砂バクを活用することの2種を盛り込もうというのであれば、避けがたかったかなとも。

【裏話2】
ヴァルハラ、トイポット、チケットという3種のサーチ可能な永続魔法を中心とすることができ、またシザーやベアと《融合準備》を共有できることから、《降雷皇ハモン》を切り札に据えた構築を考えたことがありました。
驚くほど弱かったので即座にボツにしました(




24【キャンセルディバイナー】


【解説】
《リチュア・ディバイナー》と《マジキャット》を含む素材で魔法使い族シンクロモンスターシンクロ召喚を行い、マジキャット効果で墓地の《シンクロキャンセル》をデッキトップに回収、その後別の《シンクロキャンセル》を発動して素材を場に戻し、ディバイナー効果でデッキトップの《シンクロキャンセル》を手札に加え、以下これを繰り返す無限ループとなっています。
シンクロ召喚を行い続けるループのため、《コモンメンタルワールド》を併用することで無限バーンが成立します。

【補足】
制作当時、素材指定の無い汎用魔法使い族シンクロが少なかったため、《伝説の都 アトランティス》でディバイナーとチューナー(ここでは《深海のディーヴァ》)のレベルを下げることで強引に《TG ハイパー・ライブラリアン》のレベルに合わせています。
現在は高レベルの《覚醒の魔導剣士》あたりが便利に使えそうです。

【補足2】
わかりにくくなっていますが、ループのためにシンクロキャンセルは「2枚」必要です。1枚は墓地にあれば良いとはいえ要注意。
一応、まだ効果を使っていない状態のディバイナーを場に残しつつ《マジキャット》を含む魔法使い族シンクロを行うことができればループに入ることは可能です。

【裏話】
どこからともなく湧いてきたループネタでした。ディバイナーをキャンセルしたらまた効果使えるなーくらいの発想だったと思います。
ご多聞に漏れず、《深海のディーヴァ》制限化でかなり厳しくなっています。




25【聖刻チェーンアールヴ】


【解説】
《極星霊デックアールヴ》が同名カードをサルベージできることを活かし、《サモンチェーン》と《レベル・スティーラー》で召喚・サルベージ・シンクロを繰り返して展開していきます。
動画内での具体的な手順は以下。

1.《聖刻龍―トフェニドラゴン》ss、トフェニ下げ《レベル・スティーラー》ss
2.トフェニリリース《極星霊デックアールヴ》ns、チェーン1トフェニ効果《ガード・オブ・フレムベル》ss&チェーン2デック効果デック回収&チェーン3《サモンチェーン》発動
3.ガードオブフレムベル+スティーラー=《フォーミュラ・シンクロン》ss、1ドロー
4.デック下げスティーラーss、デック+スティーラー=《TG ハイパー・ライブラリアン》ss
5.ライブラリアン下げスティーラーss、スティーラーリリースデックns、デック効果デック回収
6.デック下げスティーラーss、デック+スティーラー=☆5シンクロ(動画内ではアルマデス)ss、ライブラリアン効果1ドロー
7.アルマデス下げスティーラーss、スティーラーリリースデックns、デック効果デック回収
8.デック下げスティーラーss、デック+スティーラー=《アクセル・シンクロン》ss、1ドロー
9.アクセル効果《ジェット・シンクロン》墓地へ送りレベル6に変更
10.ジェット効果手札捨て自身ss、ジェット+アルマデス=《ジェット・ウォリアー》ss、1バウンス&1ドロー
11.ジェットウォリアー下げスティーラーss、スティーラー+フォーミュラ=《霞鳥クラウソラス》ss、1ドロー
12.クラウソラス効果相手1体無効+攻撃力0に
13.アクセル下げスティーラーss
14.クラウソラス(☆3)+ジェット(☆4)+アクセル(☆5)=《シューティング・クェーサー・ドラゴン》ss、1ドロー

【補足】
書いていて気付きましたが「3」と「4」を逆にしていればドロー枚数がもう1枚増えます(

【裏話】
見ての通り、実際はジェットやソラスまで絡めずとももっと早い段階で「☆12」の素材が揃っています。
ただ単に「クェーサー召喚時にもライブラリアンでドローしたいな」という気分のためだけに遠回りさせた覚えがあります(




26【霊魂クリエイター】


【解説】
《ダーク・クリエイター》+《霊魂消滅》+《トランスデーモン》+相手場の《オシリスの天空竜》で無限ループを構築しています。

1.《ダーク・クリエイター》ss
2.《ギブ&テイク》発動、《オシリスの天空竜》を相手場にss
3.《霊魂消滅》発動
4.クリエイター効果、自身除外し《トランスデーモン》を攻撃表示でss
5.オシリス効果トランスデーモン破壊、トランスデーモン効果クリエイター回収
6.クリエイターss
 →4~6を繰り返し

墓地コストを場で肩代わりする《霊魂消滅》の効果により、《ダーク・クリエイター》が自身を除外して蘇生効果を使えるようになる、ということでした。

【補足】
このループのままでは無意味な繰り返しなので、どうにか意味を持たせる必要がありました。
ここではせっかく《トランスデーモン》が「デーモン」の名を持っていたので、《万魔殿―悪魔の巣窟―》を発動することで、デッキ内のレベル4未満の「デーモン」を無限にサーチできるループにしています。
手札を増やしたのち、ダーククリエイターの高いレベルを活かして《天穹覇龍ドラゴアセンション》をシンクロ召喚しています。

【補足2】
「シャドール」の面々は、墓地に送りやすい闇属性=ダーククリエイターの召喚の条件を揃えやすいのではないかという見込みと、ファルコンが☆2チューナーであることからの併用だったかと思われます。

【裏話】
元々は《魂吸収》で無限ライフゲインを行い《エンシェント・ホーリーワイバーン》あたりを出すつもりだったのですが、《魂吸収》がチェーンブロックを組む強制効果であったため、
クリエイター効果トランスデーモンss
 →チェーン1魂吸収(自分場の強制効果)、チェーン2オシリス(相手場の強制効果)
  →逆順処理、トランスデーモンを破壊してから500回復
という手順になってしまい、トランスデーモンがタイミングを逃したため、実現しませんでした。
なんというかもうこの手のドジリスは恒例ですね……

【裏話2】
そういうわけで他のループ活用方法を探したのですが、ダーククリエイターの召喚条件の都合上場にモンスターは出せない、トランスデーモンがタイミングを逃す手段も全滅、と、ほとんど打つ手が無くなり、万魔殿で妥協する形になりました。
デッキの中の数十枚が☆3以下の「デーモン」とかいう、一発ネタにしてももっと他になんとかならんかったんかいという感じに……

【裏話3】
今になって見返してみると、最終的に増やした手札の枚数を参照するにしてはループ開始時点の手札枚数が妙に多かったかな、というのが気になりました。
細かい点ですが、この手の動画を制作する上で大事な意識かなとも思います。




27【星邪青血シンクロン】


【解説】
以下の手順で展開しています。

1.スタンバイフェイズに《煉獄の氾爛》効果トークンss
2.《星邪の神喰》発動
3.《ジャンク・シンクロン》ns、ジャンクロン効果《エヴォルド・ナハシュ》ss
4.《カーボネドン》効果、墓地から除外して《ギャラクシーサーペント》ss
5.星邪効果《E・HERO シャドー・ミスト》墓地、ミスト効果《D-HERO Bloo-D》サーチ
6.トークン、ジャンクロン、ナハシュリリースしBloo-Dss
7.ナハシュ効果《エヴォルダー・ダルウィノス》ss、ダルウィノス効果Bloo-Dのレベルを2つ上昇
8.サーペント+ダルウィノス=《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》ss
9.エンフェ効果、煉獄の氾爛を破壊し《神縛りの塚》サーチ、発動
この流れで「神縛り対応Bloo-D+神縛り」を揃えています。

【補足】
最後の《進化の特異点》は完全にオマケです。神縛りBloo-Dだけでは何か味気ないかなと思ったので適当に追加しました(
実際問題としてナハシュとダルウィノスが少々絡んでいる程度のデッキに入れて機能するカードなのかどうかはやや怪しいところではあります。出てくるモンスターが弱いわけではありませんがエクストラも圧迫するので微妙なところ。

【補足2】
連鎖的に色々と動いていく形で、比較的引きの前後も困らないように見えそうですが、初動《煉獄の氾爛》ばかりは替えが利かない点なので大事にしたいカードです。
また例によってダルウィノス素引きが最大の難点ではあります。

【裏話】
実際にこのデッキを使ってサーバーに潜っていた時期もありましたが、いかんせん神縛りBloo-Dが決まっても普通に戦闘破壊されたり、あっさりと羽根帚を食らったり、といった感じに簡単に処理されてしまうことが多かったので、あまり強いイメージがありません(

【裏話2】
この「14回」の3番目のパートは「長め」のネタを中心に構成しており、無限ループや擬似ループに近い内容が多いのですが、このネタに限っては「敷いた盤面が長期的に効果を発揮する制圧系のもの」ということで後半部に入れています。

【裏話3】
実は動画のネタを全て録画して並べてみた際にどうしてもあと1ネタぶんの時間が埋まらなかったため急造したものでした。
数を数えてみたところこれでぴったり「30個」になったこともあり、色々と都合が良かったです。




28【たつのこランティス


【解説】
《伝説の都 アトランティス》下でレベルを1つ下げた《たつのこ》と手札(または場)のレベル1モンスターとで再度《たつのこ》のシンクロ召喚を連打していき、《TG ハイパー・ライブラリアン》のドロー効果を連発させています。
非チューナー側には《ヴォルカニック・バレット》を使うことで3連打にそのまま当てはまります。
最終的にシンクロ展開を続けて手札の増えた状態での《天穹覇龍ドラゴアセンション》を目指しています。

【補足】
《ジェット・シンクロン》利用のシンクロで《たつのこ》に至ることにより、《ジャンク・ジャイアント》をサーチしてそのままたつのこの手札シンクロに活かすことができます。
ジャイアントが機械族であるため、アトランティス下で☆2チューナーとなったたつのことシンクロさせて《カラクリ大将軍 無零怒》を出すことができます。展開の継続・ドロー加速ともに噛み合う存在といえます。

【補足2】
《シンクロキャンセル》は、単に無零怒の性能を活かすためというところです。
有意義なカードを引き込んでさらに手数を増やすことこそ、ドローターボの第一の意義といえるのではないか、という考え方がありました。その筆頭という感じ。
……と思いましたが動画見返したら初手で持ってましたね(

【補足3】
手札《バブル・ブリンガー》は、もちろん《たつのこ》を蘇生させていく狙いです。
ブリンガー→たつのこ×2蘇生に《ドッペル・ウォリアー》を合わせてクェーサーもスカノヴァも狙えるようなルートにしていた覚えがあります。

【補足4】
ヴォルカニック・バレット》にするか《レベル・スティーラー》にするかで少々迷ったのですが、さすがにいい加減スティーラーも見飽きたものだと思いバレットにしています。
それ自体デッキ圧縮にも貢献できる存在です。

【裏話】
《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》のサルベージ効果で無限ループ化できないかなと考えたのですが、名称ターン1制限が付いていたため実現しませんでした。
それこそ《貪欲な壺》等ででもなければループの継続はできなさそうだったので、適当に尺の都合を考慮して省いていたりします。

【裏話2】
「ライブラリアン+たつのこ(かつ、ジャイアントサーチのためにジェット利用を経由)」の場を作るために手っ取り早かったのでジャンドの動きからライブラフォーミュラを形成していますが、それだけに、これならもっと他にマシな動きできるのでは、とも少し思いました。
何か他のアプローチがあったならばそちらのほうが良かったかも、という反省があります。

【裏話3】
《カラクリ蜘蛛》は完全に遊び心でした。「カラクリ」☆2非チューナーが欲しいだけなら《カラクリ商人 壱七七》で充分ですね。
ドローターボをしていく上で素引きしてしまうのが怖いあたり、実際問題としてそのあたりの相性はどうなんだろうと思わないでもないです。




29【トランプセフィラシャドール】


【解説】
《EM トランプ・ウィッチ》を含むスケールで「《イェシャドール―セフィラナーガ》+Pモンスター」のセットを毎ターンP召喚することで、毎ターンこの組み合わせで融合召喚を行い、「シャドール」融合体を連続で特殊召喚していくことができます。
トランプウィッチがスケール「4」であるため、もう片方にスケール「1」のモンスターを置くことでセフィラナーガのP召喚が可能となり、あとは同じこのスケールで出せる(ネフィリムが禁止なため、光属性以外の)Pモンスターを組み合わせればこの流れを形成できます。
動画内では《宝竜星―セフィラフウシ》を相方に《エルシャドール・シェキナーガ》を連打しています。

【補足】
融合の相方を「セフィラ」モンスターにしている場合、別途《セフィラの神託》の「融合召喚」時効果も毎ターン発動していくことが可能となります。
動画制作時には「毎ターン手札からの特殊召喚ができる」ことを特に利用する案が無かったのですが、デッキ構成や手札の状況によっては活かしていくことのできる部分かと思われます。

【補足2】
P召喚ごとに毎回セフィラナーガの効果でスケールのカードを回収していますが、もちろん任意効果なので必要な手順ではありません。
一応Pスケールのカードは、手札に戻しておくことで安全に相手ターンを過ごせる意味はあります。
ちなみに今(下スケールが《EM モンキーボード》だったら大変なことになったのでは……)と一瞬思いましたが、モンキーボードとトランプウィッチでスケールを組むとセフィラナーガの効果が発動しなかったので、事無きを得ました(?)。

【裏話】
以前、意味深にOPに出した割にトランプウィッチを単なるスケール4の置物としてしか使えなかった回(第11回)があり、そこをコメントで突っ込まれて非常に申し訳の無い思いをしてしまったため、そのリベンジとしてトランプウィッチは再考したいと考えていました。
結果として、以前の例よりもそれなりに有意義な組み合わせを作ることができたのではないかとは思います。




30【CCショウフク】


【解説】
《輝竜星―ショウフク》のシンクロ召喚に《ヴァイロン・キューブ》を用いることで装備魔法の連続サーチを行っています。ここに《レベル・スティーラー》を複数体噛ませることで、いわゆるショウフクループを☆1チューナー以外ででも実行してみようというネタです。
動画内での手順は以下。

1.《クレーンクレーン》ns、《ヴァイロン・キューブ》ss
2.《地獄の暴走召喚》発動、キューブ×2ss
3.クレーン+キューブ=《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》ss、ホルス効果1枚無効化、キューブ効果装備魔法サーチ
4.ホルス下げ《レベル・スティーラー》ss(動画では《連鎖破壊》発動、スティーラー×2を墓地へ)
5.ホルス+キューブ=ショウフクss、ショウフク効果1枚バウンス、キューブ効果装備魔法サーチ
6.スティーラー+キューブ=《アームズ・エイド》ss、キューブ効果装備魔法サーチ
7.ショウフク下げスティーラーss、ショウフク下げスティーラーss
8.スティーラー+スティーラー=《ゴーストリック・デュラハン》ss、デュラハン効果相手1体半減
9.デュラハンに重ねて《ゴーストリックの駄天使》ss、駄天使効果「ゴーストリック」魔法罠サーチ
10.ショウフク下げスティーラーss、ショウフク効果スティーラー破壊しキューブss
11.ショウフク+キューブ=ショウフクss、ショウフク効果1枚バウンス、キューブ効果装備魔法サーチ
12.7~9まで繰り返し
13.《継承の印》発動、キューブss
14.キューブ+エイド=《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》ss、キューブ効果装備魔法サーチ
15.「ゴーストリック」フィールド魔法発動、エンフェ効果フィールド魔法サーチ
16.駄天使+駄天使=《FNo.0 未来皇ホープ》ss、デュラハン効果×2でデュラハン+「ゴーストリック」フィールド魔法を回収
17.10~11を繰り返し
18.ショウフク下げスティーラーss、ショウフク効果スティーラー破壊しキューブss
19.ショウフク+キューブ=《天穹覇龍ドラゴアセンション》ss、キューブ効果装備魔法サーチ
最終的に装備魔法を大量に装備させることに加え、装備魔法サーチを連続させることで手札枚数自体も増やし、アセンションの攻撃力を高めています。

【補足】
上記ルートのうち《継承の印》の使い方あたりにはまだ疑問の余地がありそうです。
もっとスマートにループを回していくことができるのかもしれません(既にやりすぎな感はありますが)。
ショウフクで継承の印をデッキバウンスしてキューブでサーチし直すような動きができたりせんかなーと漠然と思ってます。思ってるだけですが。

【補足2】
単純に攻撃力を上げる《団結の力》3枚に加え、装備魔法どうしで作れるコンボは無いか、ということで、《デーモンの斧》+《堕落》で相手モンスターを除去しながらこちらの頭数を増やすようにしています。

【補足3】
動画では《連鎖破壊》まで持ち出してスティーラーを「3体」用意していますが、実際のところ「2枚」あれば十分です。そのためにデュラハンの効果を発動して素材を抜いておく工程が必要になってきているところもあります。
ちなみに最初はもっとシンプルに、スティーラー×3でショウフクを☆5にして「☆1×3」のエクシーズを作って回していく予定でした。キューブでサーチした装備魔法を《No.56 ゴールドラット》でドローに変換していくような動きになっていたかと思われます。

【裏話】
多少寄り道してエンフェを挟み、フィールド魔法の張り替えを行っているのは、駄天使のサーチとデュラハンのサルベージを活かして最終的な手札枚数を増やすという目的ももちろんあるのですが、ちらりと《フュージョン・ゲート》をチラつかせることによって《旧神ノーデン》の気配を漂わせることが密かな狙いでした。特にそれ以上の意味はありません。
ちなみにノーデンを融合召喚していく場合に関しては闇しか見えなかったので一切考えませんでした。ショウフク効果でノーデン蘇生だとか、DDRサーチしてエンフェ帰還だとか、なんとも不穏な響きばかり。

【裏話2】
だいぶ前の回でキューブを回して装備魔法を何枚かサーチするような動きをやったことはあったのですが、その時には持ってくるものが全て「ヴァイロン」魔法罠であったため、そこまで露骨な高火力は出せませんでした(「第2回」参照)。
その際に「ここまでやっても(8000を)削りきれないのか」といった旨のコメントをいただいていたことがずっと気がかりだったため、ここでは容赦なく攻撃力を最大限高めさせてもらいました。
結果、ショウフクの除去連打や未来皇・堕落によるコントロール奪取と合わせ、「相手場のカードを全て除去しながら」「自分場を全て埋めて」「攻撃力21000の直接攻撃」に至っています。




あとがき


前半の解説を書いてから5カ月も経っていたとは……(
本当はもっと早くにも書けたはずだったのですが、時間の流れるのは速いものですね←


この「第14回」、投稿から1週間で1万再生を達成するという当時の自分にとっての一つ大きな記録を残した動画でした。
いざ解説という形で内容を書き出してみるとなかなか地味なようにも思えましたが、楽しんでいただけたようでしたらそれは非常に幸いなことです。


しかし昨年3月14日の投稿からもうちょいで1年経つんですよね
時間の流れるのは速いものですね←


最終回の解説と、シリーズ全体を振り返った反省や補注などをそれぞれエントリにして、このシリーズについて書くことも一区切りかなというところです。
もう少しだけお付き合いいただければと思います。