悠久フィロソフィー

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PRIO プレイマット争奪戦

かれこれ1週間近く経ってしまいましたが、行ってきました。
 
 
○「プレイマット争奪戦」(仮)とは?
・「プライマル・オリジン」を当日参加店舗で5パック以上購入が出場条件
・その場で開封したカードを20枚以上使うことがメインデッキ構築の条件
・優勝者及び参加者の中から抽選で1名に商品のプレイマットを進呈
 
2割くらいはシールド戦のような設定となっております。
海外では以前からやっていたそうですね。スニークピークというやつですか? よくわからんのですけど
 
 
 

0次考察1:デッキを組もう

 
無計画に突っ込んで行っても当日そこで出来上がるデッキは紙束になるのが落ちです。
ノープラン勢筆頭格である私にしては珍しくちゃんとデッキプランを考えていきました。ちょうど知人が発売当日にこのイベントに参加していたこともあり、かなり多くの意見を仰ぎました。
 
 
ちなみに私は当日1箱購入を前提としてデッキを考えていました。
個数制限とか設けられていたらどうするつもりだったのやら。
 
 
このイベント戦の特徴はどうあってもプライマルオリジンのカードを20枚投入するという点に集約され、そのためにデッキに本来入らないようなカードがどしどし入ることになります。20枚の荷物を抱えて残りの20~40枚だけでデッキとして回してしまうか、それともこの20枚をあくまで戦力とみなして戦うか。この区別がまず大きな岐路になるかと思われました。
各種テーマ強化がなされた今回のパックですがこれだけでデッキを組もうとなると相当骨です。というのも強化を受けたテーマがバラけ過ぎていて一つの筋にまとめることがほぼ不可能であるためです。
その中から20枚使えというと必然的に選択肢は狭まってきます。
 
 
最も手っ取り早いのは【アーティファクト】群に頼ることで、単純に「手札で何事も起きずに腐り倒す」よりは「ワンチャン相手に破壊してもらえれば上級光が出せるかも」というほうがマシですよね、という考え方。
持ち込み札の中にダブルサイクロンや大災害が混じっていれば《アーティファクト・ムーブメント》《アーティファクトの神智》がパックから出なくともある程度は能動的な動きが見込めます。理論上は。
出てくる先も特に《アーティファクト・モラルタ》が強力で、デッキパワーがセーブされることが容易に想像される今大会の形式においては1枚の汎用表除去がなお一層強力なものとなります。
裏を返せばモラルタ以外はほぼ相手に干渉する札が無いことが欠点でした。確かにアイギスアキレウスを出して自ターンを迎えられればプレアデスに繋がるのかも、という話ではありますが……
 
 
アーティファクト】を利用することのメリットは新弾にて登場したカード群であるがゆえに最もプッシュに乗りやすい点にあります。
一方このデメリットとして、メタが非常に読まれやすい点、そしてパックの引きに左右される点が挙げられました。
「ま、どうせみんなアーティファクトっしょ」的な簡単な読みからオピオンが出てきて死亡、などなったら目も当てられませんし、開封動画を撮っていた際にわかりましたが核となる「モラルタ・ムーブメント・神智」はせいぜい1箱におのおの1枚ずつといったところ。これでは中核とするに不安があります。せいぜい行って嵩増し。ハンバーグの中のパン粉的な。
「持ち込み+アーティファクト」というシンプルな構図はここで一度保留されました。
 
 
次に考え付いたのは【森羅】群で、こちらには《森羅の施し》という強力なハンドコントロール札を出張させられるという強みがあります。
パックから投入した札をデッキに返却することである程度の事故の軽減が見込めるのではないかと。
しかしこちらは既存の森羅を持ち込むことに難しさが目立ちました。というかLVALで出た森羅なんも考察してへんかったわーやべーっていう話です。迂闊な霊峰持ち込みもできませんし回し方のテンションがよくわかりませんでした。なにするデッキなん。
追い打ちをかけるように、調べてみると件の施しもおおよそ箱に1枚。考察の時間的にも【森羅】も単体では組めそうにありませんでした。
 
 
ここで、これまで案を保留してきたカテゴリが急浮上してきます。【銀河】です。
《破滅のフォトン・ストリーム》《銀河眼の雲篭》《タキオン・トランスミグレイション》という激烈プッシュを受け、《金華猫》による毎ターンの光子竜蘇生が可能となっており、これには当初から注目していました。
おそらく現れるであろう【BK】のリードブローに強く、また雲篭の能力から【アーティファクト】【先史遺産】のプレアデスにも強い計算でした。
開封を見ると最も重要な雲篭は1箱買えば2~3枚が出てくるようで、運よく《銀河戦士》を引ければなおよし、セブンスワンからネオタキオンが出ればなおかっこいいよねーとか思いつつ、【銀河】を主軸に据えることを決めました。
 
 

0次考察2:持ち込み札と購入札

 
事前の情報から、デッキパワーが全体的に下がる環境の特徴ゆえに罠が非常に強力になるという話を受けており、なるほどと思って汎用罠カードを多数持ち込みました。
特にただでさえ現行で強力な《強制脱出装置》《奈落の落とし穴》といったエクシーズ先に対して撃つような罠は、ケアの難しさから純粋な1:1交換以上の成果が見込めます。
このあたり搭載量を増やすことができたのは【銀河】狙いで行ったことのメリットだったのかなと思います。BKや征竜だとパックからの荷物を捌くための嵩増しのために罠を積むスペースが怪しい感じ。
 
 
また、どう足掻いてもパック購入からのカードを追加しなければ20枚には到達しません。
雲篭3・フォトンストリームとミグレイションを1ずつとしてあと15枚。後者2種を2枚ずつでもあと13枚。
先の通りアーティファクトや森羅にも出張の可能性は見込めたのでそのあたりは出方を伺いつつ、かなーとか思っていました。
 
 
その他は単純に単体のスペックで戦えるカードを集めようと思っていました。プライマルオリジンの下級だけでは突破ができない《BK ベイル》《古代の機械箱》、少ない枚数で持ち込み札とシナジーしかつ自身で同名札をサポートできる《幻獣機オライオン》《ティオの蟲惑魔》、打点だけでも強い《BK シャドー》あたりが該当します。
また《金華猫》を使って一手で出せる《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》は《ドン・サウザンドの玉座》《エクシーズ・ユニバース》あたりと相性良いなあとか思ってました。
ちなみに手持ちよく見たら持ってませんでした。ホープルーツ。
 
 
ルーツに限らず今回の事前考察では「オチがついちゃう」ことがやたら多かったです。
アーティファクト使うならバーミリオン使いたいんだよね、バーミリオン+アーティファクトで出せる☆7シンクロいいのいないかな、ミカエルとエンホリが出せるみたいだよ、やったね!
よくよく考えたらどっちも持ってませんでした。
 
 
 
最終的に【銀河眼+アーティファクト】もしくは【銀河眼+森羅】で行くことに路線を定めました。
《銀河眼の光子竜》は日本語版を2枚しか持っていなかったので参加前に3枚目を購入。レリ525円ならまあ相場ですよね☆とか自分に言い訳しつつ。
 
 
 

0回戦 参加受付

 
名簿に名前を書いたのは4人目くらいでした。
どうでもいいのですが私はいつもHN「あらため」で参加しております。もし万が一会場で見かけるような事態が発生した際はよろしくお願いいたします(何
 
 
事前情報から、購入パック数に制限をかける場合がある、という話もちらっと耳にしており、どうしよう自分シンプルに1箱買いたいんだけどなー、と思っていたところ特に問題無く1箱買えました。
このあたり店舗ごとの細かなルールの差というのがあれこれあるそうで、なんとなく不満なのですが、それについては後述。
 
 
 

1次考察 開封→構築

 
というわけで1ボックスです。開封から構築まで15~20分程度で行わなければなりません。
私の開封結果が以下。
 
レリ プライム
ウル ノーブルデーモン ネオタキオン デュランダル
スー カンゴルゴーム フォノンドラゴン レクイエム 銀河戦
その他 雲1 モラルタ3 ムーブメント1 神智1 森羅の施し1 ティオ2
 
 
銀河終わってました。(爆笑)
オチ付いちゃった☆
 
 
いやさすがに雲1で回す気にはなりませんぜ大将
0次考察時の私の「銀河とアーティファクトのパイプになるやついねーかなーうーんいねーなーうーんあっ銀河戦士おるやんでもこいつスーパーじゃねえかよ!」的葛藤を嘲笑うかのような彼の顔が憎たらしい
 
 
よく見たら箱1と踏んでいたモラルタが3枚も出ており、ちょうど出発前にダブルサイクロンやら大災害やらを手持ち候補に加えて持ち込んでいたこともあり。
ちゃっかりデュランダルも出ていたこともあり。
アーティファクト】を組むことが決定しました(白目)
 
 
 
 
また、構築中に別なアクシデントが発生しました。
エクストラのカードは候補を出すのが面倒だったので全部持ってきていたはずだったのですが、その数日前に身内でデュエルした時(→この日)に使ったエクストラデッキをまるっと家に忘れてきてしまっていたのです。
オチ付いちゃった☆
結果として困るシーンは無かったのですが、ダークナイトが出せないのか……と思うとけっこうな不安感ではありました。
 
 
そんなこんなで完成したデッキがこちら。
 
 
【即興蟲惑アーティファクト
購入数:30パック

持ち込み 25枚
トリオンの蟲惑魔×3
朱光の宣告者×2
D.D.クロウ×2
サイクロン×2
ダブル・サイクロン×3
死者蘇生
リビングデッドの呼び声×2
強制脱出装置×2
奈落の落とし穴×2
激流葬×2
神の警告
邪神の大災害

パック 20枚
ティオの蟲惑魔×2
アーティファクト―モラルタ×3
アーティファクト―べガルタ
アーティファクト―フェイルノート×2
アーティファクトアイギス×3
アーティファクト―ラブリュス
幻獣機オライオン×2
BK ベイル×3
ガスタの神裔 ピリカ
アーティファクト・ムーブメント
アーティファクトの神智

計45枚

欠陥エクストラ(うろ覚え) 15枚
A・O・J カタストル
ダイガスタ・ガルドス
マジカル・アンドロイド
C・ドラゴン
ライトニング・ウォリアー
スクラップ・デスデーモン
No.50 ブラック・コーン号
インヴェルズ・ローチ
No.61 ヴォルカザウルス
セイクリッド・プレアデス
終焉の守護者 アドレウス
始祖の守護者 ティラス
アーティファクトデュランダル
No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー
シャーク・フォートレス
 
 
はい。
悲しいほどボロボロの構築です。書き出しててつらくなってきました。
いちおうそれなりに採用理由はあった気がするのですが、「よしっとりあえず形になった」と思った段階でタイマーが鳴っていたのでまあお察し。正直この枚数でダブサイ大災害計4枚ってどうなん……
 
 
1箱買っていたのは自分だけのようでしたが、買い足していく人はけっこう見られました。
目論みが二段階にわたって潰された私の運命やいかにという感じでしたがはてさて
 
 

1回戦

 
トーナメント表の都合により不戦勝。参加者が11人だったので。
 
 
自分が次当たるブロックの対戦を見ていたら【征竜】対【アーティファクト】で、おいおいことによっちゃ初のアーティファクトがまさかのミラーマッチですかい、という謎のテンションになってました。オチ付いちゃうかあ?と。
どうでもいいのですが机の方側は全員プレマ敷いていて反対側は誰も敷いていなかったのが妙に印象的でした。そういう仕様なのかと。
まあプレマ取りに来る大会でプレマ敷いてるのもどうなん、と思わないでもなかったのですが。
 
 
ディスコードセクターの効果を勘違いしていた人に3人がかりでツッコミ入れていたりしました。
「その効果だったらさすがにもう少し騒がれてる」は我ながら至言だった気がする。
 
 
 

2回戦

 
征竜の方が勝ち上がってきていました。
 
 
後攻。初手モン伏せエンドだったのでガフレかなーとか思いつつトリオン召喚。奈落サーチ後2伏せでエンド。
ここで相手が大嵐。まさかこのくそアーティファクト環境の中でそんなもん撃ってくるわけねーだろ!とかいう幻想をぶち壊す一撃。なんという猛者……
後で聞いたら「いやそんなん出てきたやつ捌けばいいじゃないですか」とのことでした。このプレマ争奪戦環境でそんなことできたら苦労しないんですが?
 
 
しかし私の伏せはアイギスと警告。
召喚無効カウンターを抜かれながらもアイギス特殊召喚し相手の意表を突くことに成功。
実はこの「トリオン→アーティファクトセット」は前夜にできたらおもしれーよねーとか冗談で言っていたプレイングでした。初手でやっちゃったよ!オチ付いちゃった☆
 
 
とかなんとか勝手にテンション上がっていたところコアドラ召喚ベイル反転からチェイン、効果でシャーマン落としに合わせて手札からシャーマン。あっさり突破されるアイギス。哀しみ。
その後リビデトリオンで渓谷割ったり/シャーマン+ガフレで出てきたスターダストドラゴンを脱出したり/爆炎帝テスタロスを奈落に沈めたり/しましたが一向にチェインが止められず。
手札で腐り続けるダブルサイクロン2枚。1枚でもアーティファクトを引くことができればチェイン突破ないし防御は容易だったろうに……と思いましたが今思うと相手に伏せが無かったかも。
 
 
何にしても数年ぶりに「チェインTUEEEEE」と思いました(
 
 
結局激流を引くころには相手もレド・テンペを引き込んでいたので負け。
終始「何デッキだったんだろう……」という独り言が聞こえてくる感じの負け方でした。ていうかトリオンと罠しか使ってない。
 
 
 

3回戦 抽選

 
1時間ほどぶらぶらとストレージを漁ったりなんだりし、戻ってくると抽選参加者は着席してくださいとのことで。
特に何とはなしに店員さんに一番近い席に座りました。単に戻ってくるのが遅かったともいう。
 
 
抽選、と漠然と聞いてはいたのですがその方式は知りませんでした。
てっきりくじ引きでもするものなのかなとか思っていましたが。
 
 
方式は「手持ちのカードの中から効果モンスター・魔法・罠・エクシーズを1枚ずつ選び出し、店員さんがランダムに1枚選んだカードと同じ種類のものを掲げていた人が勝ち残り」というものでした。
じゃんけんの勝ち抜きみたいなノリでしたね。4種からあいこを出し続けなければならないので難易度は高めでしたが。
ちょうど箱を剥いたばかりだったのでその中から「ピリカ・パレード・ナイト・サキュバス」を選出。というかなんで人形じゃなくてピリカだったんだろう……
 
 
1枚目はサキュバスを出しました。店員さんは裏側で掲げます。
けっこう皆さんざわついていたようでしたが私にとっては背後の出来事だったので全く見えませんでした。
店員さんがオープンしたカードはグスタフマックス。この時点で勝ち抜け3人。
 
 
なんというか面倒だったので周囲には目もくれないでいました。2枚目はパレード。
お店側が開くとサイバネティックフュージョンサポート。
はい決定しましたーと言われたので「は?」と思って振り返ったらあとの2人とも黒枠でした。
 
 
 

というわけで

 
イメージ 1
いただきました、プレイマット。
オチ付いちゃったなー……
 
 
なんといいますか、明らかに不正持ち込みしていたりルールガン無視だったりするようなイベントのゲーム性を根底から否定するプレイヤーも多くいたりするらしいという黒い噂も絶えず、せっかくのプレイマットも転売で金に換えることしか頭に無いような参加者の方が多いくらいであったように見受けられ、お前ら誰一人として真面目にやってねえのかとでも言いたくなるような、そんな大会環境の中で(悪く言いすぎ)、よくもまあ手に入れられたものだなと。
素直に嬉しいです。実用面でも、自分のスタンスとしても。
 
 
おそらくこういった特殊な制限のかかるイベント戦というのはけっこう好きなのだと思います。元々からしてそういうデッキの組み方ばかりしている人間ですし。
だからこそこれらはあくまでもそういうゲームとして楽しみたいと思うわけです。
この大会で勝っているレシピを見る限りあまりまともに参加しているように見受けられるものが多くないのが残念でなりません。そもそも「PRIOカードは当日購入分でなくともオッケー☆」みたいなお店もけっこうな数あったと聞きます。ふざけんじゃねえよと。公式イベントなんだからそこくらい仕事しろと。
 
 
まあネットに上がってるレシピも何箱も買えば実現できそうなものではあるのであんまりこういう言い方はできないわけですけどね!
これは受け売りなのですが、この大会のレシピは購入パック数を併記しない限り完全に無意味なものとなると考えられます。
 
 
こういう言い方も角が立ちそうですけどぶっちゃけ不正してるプレイヤーのほうが多いんじゃないですかね、どうせ。
遊戯王のユーザーの質もうちょっとなんとかならんの? と。これはただの愚痴なのですが。今日(2/27)も酷い目に遭いました。
 
 
それはさておき。
プレマ入手は一つ大きなニュースになりました。こんな感じで長々と書きましたが要はフラグ拾いすぎだろという話です(ぇ
 
 
 
ちなみに翌日この【即興蟲惑アーティファクト】で身内対戦したところ見事にブン回って相手の行動をいちいちシャットアウトしてくれやがりました。
そんなところまでオチ付けてくれなくていいから!(涙目)