悠久フィロソフィー

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フルモン考察2 カオスにダーク

ちゃおっす(腐臭)
カオスというなら光と闇だけでなくて6属性全部ごっちゃにしたほうが混沌としているよなあとか思ったりするあらためです。
 
 
特徴が無さすぎて特徴が無いのが特徴?的展開になりつつある【フルモンスター】をなんとかしようのコーナーです。
くしくも一週間に一回更新しているのは非意図的です。
 
 
第2回 → 【カオス】【ダーク】
 
 
カオスもダークモンスターも両方とも、というよりは、それぞれ個別に見ていく形です。
単純に被るメンツが多いというだけの話ではあり。
 
 
☆いつもの人たち(光属性)☆
《ライトロード・ハンター ライコウ
《次元合成師》
 
☆いつもの人たち(闇属性)☆
《冥府の使者 ゴーズ》
《トラゴエディア》
《ジャンク・シンクロン》
《A・ジェネクス・バードマン》
《黒薔薇の魔術師》
《クリッター》
《アンノウン・シンクロン》
《レベル・スティーラー》
 
 
《バトルフェーダー》なぞはいていないようなもんです。
 
 
《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》
効果モンスター(制限カード
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃できる。
 
《カオス・ソーサラー
効果モンスター(制限カード
星6/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択してゲームから除外できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
 
まあ要するに【カオス】なんてカテゴライズはこの2枚のためにあるようなものなので。
 
単純に除去能力で劣るフルモンスターでは除外効果だけでも十分な性能になります。
また、墓地肥やしを積極的に行う意義も見出せるようになります。
 
デッキ内のカードがすべてモンスターカードであれば、【カオス】にありがちな「光と闇とそれ以外の比率」に悩まされることも多少は減るはず。
ただ、ほぼ固定枠である《A・ジェネクス・バードマン》が墓地に落ちにくいのは若干厳しいかもですが。
 
またシンクロの流れに組み込もうと思うとどうしても《レベル・スティーラー》が欲しくなってしまう。
《カオス・ソーサラー》ならば《A・ジェネクス・バードマン》と合わせて《レアル・ジェネクス・クロキシアン》が出せはするのですが、現行のクイックロン軸ではそこまでエクストラに余裕があるものかどうか果たして微妙。
 
仮想敵を考えたとき、これらのカオスモンスターで倒したい(除外したい)のは戦闘破壊耐性持ちや《スターダスト・ドラゴン》、《暗黒界の龍神 グラファ》などでしょうか。
天敵である《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》にも封じられないほか、《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》ならば《フォトンストリーク・バウンサー》まで倒せます。
また《スキルドレイン》下でも戦っていけるのが強み。
 
打点はシンプルなアドです。
【フルモンスター】にこれらを組み込む意義として、墓地消費のみで召喚権を使うことなく強力なモンスターを出せる、という単純な強み、有難みがあります。
なにぶん《死者蘇生》も《リビングデッドの呼び声》も《聖なるバリア―ミラーフォース》も無いデッキゆえ……
 
墓地に落ちたカードの再利用が難しいため(回る時は《ドリル・ウォリアー》でぶん回りますが)、除外するコストが気にならないのも利点の一つだと思われます。
《次元合成師》はこれらのコストになりつつコストを回収できたりもするので素敵。
 
《バトルフェーダー》《速攻のかかし》の存在から劣勢を受け止める能力は備えているはずなので、あとはそれを跳ね返す力が欲しいのがフルモンでした。
その意味で何の前触れも無く出てくる30・23打点は貴重です。
 
ちなみに「天魔神」はどう足掻いても出ない気がします。
 
 
 
《ダーク・クリエイター》
効果モンスター
星8/闇属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、自分の墓地の闇属性モンスター1体を選択して特殊召喚する。
 
さてダークモンスターです。
とにかく1回の通常召喚権も惜しいフルモンにおいて高レベル高攻守がぽんと特殊召喚できることほどありがたいことはなく、さらにそれができる限り少ないコストで出てくるのが理想。
 
ダークモンスター群にはそんなカードが目立ちますが筆頭はこのお方。
墓地からの特殊召喚を行うカードの入らないデッキなので、単純に蘇生の重要さが3割増しです。
 
一方で何を蘇生したら強いのか?という疑問も若干残ります。
ガイウスやゴーズで打点補助をするというのは確かに強いですが……
 
また、《キラー・トマト》や後述するモンスターを複数枚投入しなければ「墓地に5枚」の状況さえなかなかシビアなのが問題。
 
 
ダーク・アームド・ドラゴン
効果モンスター(制限カード
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
 
言わずと知れた御大。
ですがこのデッキでは墓地調整が非常に難しいため、出せたらラッキー、くらいでしかないように思えます。
《ジャンク・シンクロン》《レベル・スティーラー》《ドリル・ウォリアー》を駆使してなんとかするしかない。
 
出れば強力無比であり、《ジャンク・デストロイヤー》よりも少ない消費で除去効果を使えます。
出れば……
 
あえて闇属性を抑え目にしておいたほうが出しやすかったりするのかも。
デッキは停滞するでしょうけれど。
 
 
《ダーク・シムルグ》
効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000
このカードの属性は「風」としても扱う。
自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。
手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを自分の墓地から特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。
 
強いのはこの人。
風属性には《クイック・シンクロン》《コアキメイル・デビル》《ダンディライオン》というデッキの中核を成すモンスターが揃っており、かつ前者2枚ならば一度落ちたそれらをコストとして除外するのもやぶさかではない。
 
効果も相性が良く、特に《次元幽閉》《聖なるバリア―ミラーフォース》《激流葬》に弱いフルモンスターでは先出しでこのカードを出すことが相当な救いとなるはず。
打点も《ダーク・アームド・ドラゴン》にこそわずかに及びませんが《冥府の使者 ゴーズ》《フォトンストリーク・バウンサー》と相打ちに持ち込めます。
もっともその《フォトンストリーク・バウンサー》にこのカードの特殊召喚を無効にされてしまうのですが……
 
墓地からでも復活できるのがおいしいところ。
基本的に《ライトロード・ハンター ライコウ》《カードガンナー》で無差別的に墓地を埋めていくこのデッキにおいて墓地から動けることの重要性は高いです。
 
 
 
《ダーク・ネフティス》
効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
自分のメインフェイズ時に 自分の墓地の闇属性モンスターが3体以上の場合、その内2体をゲームから除外する事で、このカードを手札から墓地へ送る。
次の自分のスタンバイフェイズ時、この効果で墓地へ送られたこのカードを墓地から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
 
「○枚以上」のほうがありがたいのは先に見た通りです。
効果も魔法罠除去と苦手分野を補うものではあるのですが、若干遅いことがやはりどうしても欠点か。
 
24打点で除去がしたければ《邪帝ガイウス》で済む現状ではあります。
 
 
 
《終末の騎士》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
 
《ダーク・グレファー》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
 
ダークモンスターを使うならやっぱりこの人たち!
 
と言いたいところですが何度も言っているように召喚権が常に足りていないこのデッキにおいて彼らに枠を譲るのはなかなか英断が求められる。
後者ならば一応手札からの特殊召喚も可能ですが、では何を捨てるの?という話。
 
《レベル・スティーラー》など、単に相性のいいモンスターもいるのですが、《増援》も使えないフルモンにおいてはややギミックから外れたものになってしまうのではないかな、というところです。
 
 
 
ひとまず以上。
何にせよバランスが求められ、そのバランスというのも単にモンスターの属性の比率だけでなく立ち回りのための召喚権やコストのバランスでもあったりするのがややっこいところです。
そのぶん見返りは大きいのですが……
 
墓地は放っておいてもモンスターだらけになるので、デッキを整えれば場に出すこと自体は容易なのだと思います。
ただそのあとのサポートはできませんよ、という話。
 
ちなみに真っ当なプレイヤーの方であれば光属性のコストには《エフェクト・ヴェーラー》を用いるはずです!!(白目