悠久フィロソフィー

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闇メタビ考察

認定時代から私のデッキを御存じな方が果たしていらっしゃるかどうかはあまり自信がありませんが、それはともかくとしてもかなり昔から使っている私の第一デッキ(どんな言い方だ)に【闇スタンメタ風味】というものがございます。
それこそ小学校4年生のころ、ラビリンスオブナイトメアで《霊滅術師カイクウ》が、ストラクチャーデッキ城之内編で《人造人間―サイコ・ショッカー》が、それぞれ手に入ったころから愛用していたデッキであり、マイナーチェンジを幾度となく繰り返しながらかれこれ10年来の付き合いとなっているわけです。
(ちなみにスリーブもそのころから変えていないせいでボロボロです)
 
 
しかし最後に触ったのは今からおよそ3年前という噂が。
 
 
時代や環境の変化というのもありますが、私のモチベーション(?)の関係もあり、制限改訂ごとの手入れもままならなくなっておりました。
しかし数ヶ月前の某CSでの【メタビート】準優勝や最近のパックでの新カードの登場などから、また使ってみたいという気分が出てきており。
 
 
そういうわけで完全なチラ裏ですがビフォーアフターを考えていきたいと思っています。
有用な情報はまず出てこないので個人のメモ程度に受け流していただければ。
 
 
 

【闇スタンメタ風味】とは?

 
もしかして:外道ビー(
 
うるせええええええ使い始めたのはこっちが先じゃあああああああ(゜Д゜;;)
 
 
 
闇属性主体スタンダート+メタカード。言い方の問題。
大昔は《聖なる魔術師》が、最近では《エフェクト・ヴェーラー》が入っていたりするので、完全な闇単色というわけではなかったりします。
それにしても最近【スタンダート】というデッキタイプもすっかり見かけなくなってしまいましたねえ。寂しい限りです。
 
 
主軸となるのは2枚の永続効果持ち闇属性モンスター。
 
 
虚無魔人
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
このカードは特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
 
霊滅術師 カイクウ
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。
 
 
特に《霊滅術師 カイクウ》の馴染み具合は相当です。
ダムドの効果の発動を止めてドヤ顔した後に戦闘でぬっ殺されるわけですが……
 
 
次に、上級モンスターゆえに出しにくい《虚無魔人》のためのリリース確保として《終焉の焔》を採用。
 
 
終焉の焔
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「黒焔トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。
 
ユベル関係欲しさにPTDNをちょくちょく買い、サーチされ尽くした後のコンビニから2枚ほど引いたのを覚えています。
のちになぜかカイクウともどもゴルシリで再録され複雑な気分になりましたが。
 
 
生贄要員のほか、単純に壁として急場を凌ぐために使っていました。
召喚に制限があるあたりクセが強いですが、速攻魔法であることを活かせばブラフとしても優秀。
 
 
《虚無魔人》以外に《終焉の焔》を共有(?)できる相方として《人造人間―サイコ・ショッカー》が選ばれていました。
 
 
人造人間―サイコ・ショッカー
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに罠カードの効果は発動できず、フィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。
 
気が付けば天敵である《神の警告》も制限カードになっており、意外と使いやすいのかもしれません。
ただそれ以上に罠カードの採用率自体がだいぶアレな感じになってきていますが……
 
 
このデッキにおいて特徴的なのは《人造人間―サイコ・ショッカー》を使うにも関わらず罠を多用する点でした。
伏せカードをセットした上でショッカーを出すことで、背後に罠が控えている可能性を相手の思考からそらす効果を果たしていました。
魔法やモンスター効果で除去された後に罠をぶつけられるほか、《リビングデッドの呼び声》での蘇生によって疑似《王宮のお触れ》にするという伝統芸もよく使います。
 
 
また今思い返すと全体的に「全身全霊でワンキル仕掛けてくるならスカしてあげればいいじゃない!」という気概が見られます。【ライトロード】でも意識していたのでしょうか。
具体的には《和睦の使者》《バトルフェーダー》あたり。
 
 
下級モンスターは低攻撃力闇属性を多めに採用。これは言わずもがな《ダーク・バースト》による再利用を狙っているためでした。
このあたり《クリッター》禁止化が厳しいところです。
しかし今時《見習い魔術師》からの《執念深き老魔術師》なんてやってる人そうそういるまいよ!
 
 
見習い魔術師
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 800
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に表側表示で存在する魔力カウンターを置く事ができるカード1枚に魔力カウンターを1つ置く。
このカードが戦闘によって破壊された場合、自分のデッキからレベル2以下の魔法使い族モンスター1体を自分フィールド上にセットする事ができる。
 
一応《見習い魔術師》でサポートできるようにということなのか《魔導戦士 ブレイカー》と《ダーク・ヴァルキリア》が入っています。
当時からすればまさしく【スタンダート】な18~19打点だったわけですね。
 
 
魔法罠は汎用的なものを揃えた感じです。なぜか《強烈なはたき落とし》が2積みほどされていましたが考えて見ればこれも立派なメタカードということでしょうか。
 
 
 

新カードの影響

 
 
今回私が斯様に手をつけようとしているのは、ひとえに新弾にて登場したカードの影響ゆえです。
気になるのは主に2枚。
 
 
グリザイユの牢獄
通常罠
自分フィールド上のアドバンス召喚儀式召喚融合召喚したモンスターの内、いずれかが表側表示で存在する場合に発動できる。
次の相手ターンの終了時まで、お互いにシンクロ・エクシーズ召喚は行えず、フィールド上のシンクロ・エクシーズモンスターは効果が無効化され、攻撃できない。
 
手違い
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
 
デッキコンセプトにて登場していたサイコショッカーとの絡みは難しそうなのですが、どちらも強烈なメタカード。
ただし両者ともに相手のデッキタイプにかなり左右されるので使い道は難しそうです。まあメタ張るってそういうことですし。
こちらはシンクロもエクシーズもサーチもすることが無いので邪魔はしないはず。
 
 
また最近は《ライオウ》が若干手に入れやすくなったほか、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》が3枚手に入ったことも大きそうです。完全に私事ですが。
あとは《禁じられた聖槍》あたりどうにかなれば戦いやすくなりそうなのですけれども。
 
 
 

現行のレシピ

 
以前《クイズ》をとあるデッキに入れようとして探して見つからずなぜかこのデッキのサイドデッキに入っていたのを発見しました。
かなり長期間いじっていないせいで制限禁止のレギュレーションはガバガバ。
 
 
上級 4枚
虚無魔人×2
 
下級 16枚
ダーク・ヴァルキリア
霊滅術師 カイクウ×2
スフィア・ボム 球体時限爆弾
見習い魔術師×3
執念深き老魔術師×2
魂を削る死霊
深淵の暗殺者
バトルフェーダー
D.D.クロウ
クリッター(禁止)
 
魔法 12枚
死者蘇生
終焉の焔×2
エネミーコントローラー
光の護封剣
スケープ・ゴート
貪欲な壺
ライトニング・ボルテックス
ダーク・バースト×2
サイクロン×2
 
罠 8枚
聖なるバリア―ミラーフォース―
強烈なはたき落とし×2
マインドクラッシュ
ダスト・シュート(禁止)
和睦の使者×3
 
サイドデッキ
エフェクト・ヴェーラー
N・ブラック・パンサー
スナイプストーカー
手札抹殺
収縮
死者への手向け
ハリケーン
神の警告
王宮のお触れ
魔法の筒
イタクァの暴風
 
 
なぜサイドデッキがあるのかは疑問。
大昔に友達とトレードした《イタクァの暴風》がお守り的に入っていたりします。もう互いの顔も忘れてしまったでしょうけど。
当時はゲーム付属カードというものがあまりに高嶺の花で(今でも大概ですが)、私からすればかなり有意義な気分になっていた覚えがあります。
ちなみにこちらから出したのは同じく限定品である《精霊の鏡》だったはず。
 
 
なんというかこの文面書いていて全体的に少年のノリでいいなあと我ながら思いました。年食ったもんです。
 
 
とりあえず一度こうして状態を保存できたので、試しにいろいろ変えてみようかなというところです。
まあメタビートなんてフリーで嫌われ(しかも勝てない)大会で勝てない(しかも嫌われる)不遇の典型例みたいなものですが、だからこそ調整のし甲斐があります(ゲス顔)
 
 
なんというか久々に前時代的な気分になれた感じです。昔を思い出すのもたまにはよいですね。