悠久フィロソフィー

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超再生能力

考察対象:超再生能力


超再生能力 速攻魔法
エンドフェイズ時、自分がこのターン中に手札から捨てた、または生け贄に捧げたドラゴン族モンスター1体につき、デッキからカードを1枚ドローする。


ドラゴン族サポート……
とまではいかずとも、ドラゴンデッキにしか使えないようなドローカード。

捨てたカード、生け贄にした分を埋め合わせるだけなので、実質的には得していない。
むしろこのカード1枚分損しているともいえる。
普通に使うと、そこまで効率がいいとはいえない。
感覚としては手札交換程度のものでしかなくなる場合もある。

『手札抹殺』『魔法石の採掘』など、能動的に自分手札を墓地に捨てることができるカードと組み合わせれば相性がいい。
また、効果が重複することも考えておきたい。
このカードを発動してから『魔法石の採掘』をドラゴン族×2をコストに発動し、このカードを回収、再度発動すればターンエンド時には4枚ドローとなり損失がない。

手札から捨てたドラゴン族ならば反応するので、手札コストでも問題はない。
『氷結界の龍 ブリューナク』などでドラゴン族モンスターを墓地に捨て、このカードを使えばある程度戦線維持の持続が可能。

注意すべき点は、ドローするのがエンドフェイズ時であるということ。
『宝札雲』と同じく戦略の幅を広げるのにタイムラグが要るということになる。
また、一気に手札枚数を増やした場合はエンドフェイズで捨てなければならなくなる可能性にも注意。
ちなみに手札枚数調整で捨てたドラゴン族には反応しないのであしからず。

速攻魔法なので相手ターンにも発動可能。
相手が『手札抹殺』を使ってきたりした場合などには使える。
その場合、相手ターンエンドフェイズ時にドローすることになる。

フリーチェーンなので、ターンの最初のうちなどにさっさと発動してしまっても構わない。
効果はターン中持続するので問題ない。

超再生能力。
あくまで再生するだけであり、元手を越えることはないということか。
なかなかうまいこと言っている気がするが、『超』は必要だろうか?
確かに『再生能力』では簡素すぎるが……

『グランド・ドラゴン』が傷を修復している。
あちらのカードには再生を表す効果はないので、ある種の隠れたスペックといったところか。
しかしエグい傷ではある。
見事に足が抉られている。

比較的初期のカードであるがためにこのカード名が許されている。
恐らく、現環境でこんな名前では効果もとんでもないことになったことだろう。
個人的憶測ではあるものの、カード制作の立場としてはこんな素敵なカード名をこんな効果にしておくんじゃなかったという後悔がどこかにあるのではないだろうか?