悠久フィロソフィー

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【遊戯王】160101改訂 予感

改訂前は改訂にかこつけてその都度思っていることを好き勝手に言っておく機会ということで軽いメモ程度に。
根拠も何もない適当なことを書くのであんまり真に受けないでください。





【EMEm】

→ペンデュラムマジシャン、モンキーボード、ドクロバットジョーカー、ヒグルミ、ダメージジャグラー、トリッククラウン、ラスターP、チェイン、ショックルーラー

特に思い入れも感想も何も無くぶっちゃけどうでもいいんですがそれにしたって規制対象たり得るカードが多すぎてどう収拾付けるんですかこれっていう状態のように思えるわけで、つまり征龍かよっていう話で、それでその征龍は全滅エンドを迎えているのだしこちらも適当に全滅してくれないかなというのが個人的な意見だったりします。

現実的な規制の可能性を考えると2通り想像できることになります。メインデッキにかける規制とエクストラにかける規制ということ。
というのも「とにかく凄まじい量のレベル4モンスターをこれでもかと大量投入して物量で戦線を埋め尽くして圧殺する」という私の偏見にまみれた恣意的なイメージに基づくならば、メインとエクストラの役割がはっきりと分担されている、メインのリソース供給機能とエクストラに用意された戦力と、それぞれを(あるいはどちらかを)潰す必要が出てくる。
だからペンマジやヒグルミを規制する理由とエクストラデッキの面々を規制する理由は当然区別されて然るべきということになります。

メインデッキについてどうこういうと大半はペンデュラムとそれを利用するテーマに対する異議になりそうです。これに関しては規制で当座を潰しても後続を次々出してくるだけなのだろうと思うとまともに考える気が失せます。
第2第3のペンマジが出てくるだけであるなら(というかもう出てるんですが)今ペンマジを規制したところでという話です。これに関してはコナミが根本的な問題を認識しないことには同じことが繰り返されるばかりのような気がします。
Pに一強的な力を与えたらどうなるのか。前回改訂で浮き彫りになった問題にそろそろ気付いてほしいところです。

Em勢の性能も大概です。前回でも言った通り特にダメージジャグラーが頭一つ抜けている印象。ヒグルミも問題。クラウンですら霞むという異常さ。
基礎的な汎用カードのインフレというのが古参には最も応えます。落ちつかせてほしい。

エクストラに目を向けるとチェイン、ルーラー、ライトニングあたりが挙がるところですが、このうち前者2枚に関しては、もとあるスペックが環境やカードプールとの兼ね合いによって相対的・相乗効果的により引き出された末の活躍であるのではないかなという気がしていて、そう思うと、確かにこれらを規制したい理屈もわかるのですが、一方で同様に環境やプールが変わっていけば相対的に威力も変わってくるものなのではないかなと考えており、はい強いから禁止にしておしまい、と短絡的に結論できるものでもないのではないのでは、というのが私の個人的な見方です。他にもキングレムリンジャイアントハンド等に同様の感想を覚えます。
ただライトニングに関しては明らかなデザインミスなので一遍出直して来いと。禁止になることでエラッタの機会が得られるならぜひお願いしますと。どうぞどうぞっていう感じ。

BOSH登場のモンキーボードやアリアドネは論外としてもストラク産のドクロバットくらいはここらで止めておいてくれないかなというのが希望ですが「ストラク出身カードは規制までに時間がかかる」という持論に従うならばこれもまた厳しそうな気がします。それにしたって前回のうのうと生き残ったペンデュラムマジシャンあたりがぼちぼち潮時なのではなかろうか。

その他、Pに対する罵詈雑言ならいくらでも出てきそうなものですが関係無い話になるのでまた別の機会に。



【彼岸】

→デスガイド、旅人ダンテ

墓地リソースを使った動き方は好きですがランダム墓地肥やし行為自体は苦手なんですよね。従ってダンテが全くもって好きになれない。
ダンテが規制されるとは思えませんがされるならそれが個人的にはベスト。ただガイドも減ってくれて全然構わないのでどちらでも良い。
彼岸の一端すら全く把握できていませんがTCG制限でグラバースニッチとガトルホッグに規制がかかっているのは割と納得ができているのであれを参考にしてくれないかなあとか思うのですが、でもあれもガイド制限ありきの内容だしなあ、とか。



【帝】

→汎神、イデア

何かあるとしたらイデアか汎神かなーと思うわけですが個人的な脅威は烈旋。
人によっては領域が大嫌いな場合もあるんだろうなあというのは想像に難くないところです。
深怨という予想もよく耳にするところで、まあ理屈はわかるのですが、いまいちピンと来ない。



【その他規制】

BOSHは論外とは言いましたが《神の通告》だけは明らかに制限化を想定された性能であるように見受けられるので今回ないし次回で制限になってくれるのではないだろうかと予期しています。というかあんなもん明らかに3枚も積んでいいカードじゃないでしょうがよ。
その他汎用カードで言うならば揺れる眼差しくらいかなとも思います。

EMEm、彼岸、帝と上から数えてあと何が残るだろうと考え、個人的にはマジェスペクターに何か措置を施してもらえる日が来ると良いなと思っていたりもするわけですが、前回も書いたようにマジェに関しては制限をかける場所も制限をかける意味も考えるほどにわからなくなっていくので、とりあえず今は別にいいやという感じになります。

兎にも角にもEMEm一色であることからその他を今規制する意味はそんなになさそうです。
クリフォートのスキルドレインだとか、影霊衣のリリーサーだとか、個人的に苦手な存在はぼちぼちありますが、それは私怨にしたって状況を見ていないだろうなと。



【緩和】

年末商戦に便乗してまた何か緩和してくるのでないかなとか思うわけです。ただそうなるかもなあというだけで別にあれに帰ってきてほしいとかあれが増えるに違いないとかいう予測や期待は全然ありませんししようという気にもなりません。そういう思い入れは本当に何も無いのです。

例えばモラルタを例に挙げてみると、私個人としては明らかに制限が妥当な性能であるだろう、と考えているのにも関わらず、今の環境で制限が妥当か、といわれると、必ずしもそうではないだろう、という答えになっても仕方が無いわけです。
神風だとかバードマンだとか終末だとかにも似たようなことが言えそうな気がします。以前で言うならば転生の予言がそんな具合でした。ここにあって私の個人的な感覚や好き嫌いはまったく判断材料になりません。というのも、現在制限リストに載っているカードの大半よりも新規でゾロゾロ出てくるカードのほうが遥かに強いことが目に見えて明らかであるためです。そりゃ馬鹿馬鹿しくもなります。

禁止カードを緩和するにしたってそのエラッタコナミの裁量ひとつでどうとでもなってしまうわけで、そんな部分を妄想することに意味があるとは到底言えません。例えばマスドライバーにターン1付いて無制限で帰ってきますとか言われましてもっていう感じです。
サンダーボルトあたりをまた無修正で解放してろくに売り出さずに無闇に市場価値だけ高めるようなことをまたやりかねない感じはあるよなあとか思っていたりはします。それにしたって激流葬ですら無制限でかつ死んでも死んでも生き返る連中が跋扈する時代においてSS1の全体除去では遅いとかまで言われかねないんじゃないですかね、知りませんけど。

とはいえ過去の栄華を誇ったカードが復帰してくるとなるとそれはそれで華があるような気がしないでもないです。ブリューナクとかゴヨウガーディアンとか、上手いこと別カードとの互換・差別化が利くように調整できれば帰ってきて喜ぶ層はいるんじゃないでしょうか。適当。

一応、パッと思い付くありそうな話を列挙しておくだけしておきます。
禁止から(一部は要エラッタ):ブリューナク、ゴヨウ、聖なる魔術師、同族感染ウイルス、ネフィリム、イレカエル、メンタルマスター、フィッシュボーグガンナー、サウザンドアイズサクリファイス、大嵐、サンダーボルト
制限から:モラルタ、深淵の暗殺者、バードマン、終末、ダンディライオン、バルブ、超再生能力、神風、ワンフォーワン、ブラックホール、渓谷
準制限から:ガストクラーケ、ディアボリックガイ、ディニクアビス、輪廻天狗、精神操作、月の書、霊廟、黄金櫃、死デッキ、蠢き

とはいえ、これらに関しては事前にどうこう言うよりも実際に何が戻ってくるのかをみた上でリアクションするにとどまるのが適切なようにも思えます。「あれが帰ってくるなら組めるデッキがあるから安いうちに買っておきたいな」みたいな存在も見当たりませんし。
ぶっちゃけダークダイブボンバーや混沌帝龍のような存在ですらエラッタをかければ無制限にまでできるくらいなのだからどんな緩和だってその気になればできるのだろうと思います。読むだけ不毛です。



【改訂無し】

1つの可能性として捨てきれない。
個人的には毎度の制限改訂なんてやる必要が無いくらいがちょうど良いのになとさえ思うこともしばしばだったりします。というのも、リリース段階で真っ当に調整がなされているのであればアップデートも最小限で済むためです。
ただ、それと現在の状況に改訂が不要かどうかというのは全く別の話ですが。

前々回の7月改訂が「無し」だったことと、前回の10月改訂がほとんど7月にできた内容であったこととは矛盾していないと思っており、”そういう”価値観や判断でもって制限改訂を考えているのだろうな、ということが既に判明しています。
今回の1月改訂にしても、改訂無しとまで言わないにしても、大きく変えてくることを躊躇することもあり得るよなあ、という懸念が拭いきれません。

一方でさしあたり前回のノーデンやプトレマイオスに相当する存在があるだろうかと考えるとそこまではいかないのではないか、という気もします。カテゴリありきの強さが大半であるというか。だからこそチェインやルーラーに注目が集まっているのだろうという感じもあります。先にも書いたように私個人はここにはある程度疑問の余地があるとは思っています。
そういう文脈で語るならライトニングとかのがよっぽどです。







最近得た結論として、私個人は正直言ってコナミの環境把握能力を全く信用していません。どこから情報を吸い上げているのかも不明瞭、どういった判断基準からどういったプレイ環境を目指していくつもりなのかも不明瞭。唯一私にわかっていることは「版元は自分たちがこれから売っていく予定のものが何であるかを知っている」というごく当然なことだけです。そして「お上は自分たちがこれから売っていく予定のものを最大限売っていけるようにするために既存のプールを操作し利用する」とさえ思っています。ここまでゲームの調停者として舐めた態度も無いだろうと思われるので、まさか本当にこんなことはあるまい、私の考えすぎに違いない、と願ってやみません。まさか、そんな、ねえ?
でも例えばラスターPあたりに今規制がかかるとは思えないんですよねえ。


ペンデュラムのシステムが過剰にオーバーパワーであることを今更逐一細かく論う必要は無いと思います。これはもはや誰の目にも明らかで、版元ですらこれを自覚しているのではないかとさえ思われる。自覚の上でこれを推進している。ゲームのバランスをとる気は、それはそれであると言えるのかもしれません。皆が皆ペンデュラムを使って良いわけであり、皆が皆ペンデュラムを使う分には対等であるわけですから。
それで、【カオス】【ノーカオス】という区分がかつて存在していたことをコナミは忘れてしまったのだろうか。というかそもそも認知していたのかどうか。


例えば私は未だにガラケーユーザーであるわけですが、スマートフォン向けゲームにご執心な様子などを見ていると、なんとなくついていく気の無い参加者をどういう形で置いてきぼりにするつもりなのかがうっすらと浮かび上がってくるような感じさえあります。気のせいでしょうか。


今更ペンデュラムに対してああだこうだと難癖をつけることと今回の改訂とに直接の関係も無いものですが、ペンデュラムの設計方針に見るコナミの考え方にちょっとどうなのというところがあり、そのちょっとどうなのと思ってしまうような判断基準でもってなされるのが制限改訂であって、この両者を同時に訝しむことは自然なような気もします。
逆にまともな改訂であれば今後の展望が安定しそうであると期待できるとともに環境の具合も変えられるのだから、良改訂を望むことには二重の意味があります。
本当に手を抜かずにお願いします。





よく言われることですが、最近は公認大会では閑古鳥が鳴いている一方で独自制限の大会や過去のレギュレーションでのゲーム、あるいはドラフトであったりが非常に盛んです。
つまり最新のカードを使ったり公式のレギュレーション通りにプレイしても面白くないという考えを持つ人が多いということで、本音を言うと私もそれはそうだろうなあと思ってしまうところがあるわけですが、しかし遊戯王というゲームが好きな人たちだからこそそういう方向へ流れていくのだろうと思うと、これは公式は色々な意味でこの事態を放置しておくわけにはいかないのではないのかという感じがあります。
汚名を払拭する意味でも、これだけ愛されているコンテンツを守るという意味でも。


誰しも、公認大会に出ないからといって遊戯王が嫌いになったわけではないのです。

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こういうことです。


遊戯王が嫌いなのではなく今のコナミのあり方が嫌いなのだという人が大半だと思います。
しかしなんだかどうにも遊戯王以外の界隈のほうがそういう動きを見せているそうですね。大丈夫なんでしょうか。


心安らかにゲームに参加できるような環境を目指した改訂、ならびにそういったことを志向する態度を望みます。