悠久フィロソフィー

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【孤島ダブルバック】後半(リアルプール)



後半ではエクストラのカード、未採用カードなどについて書いていきます。



【エクストラ】



・《ギアギガントX》

このデッキの、というか機械族主体のデッキならば概ね中核を担うことになるであろう強力なエクシーズモンスターです。特に《ギアギアギア》から出すと除去を受けた時に後続を生み出せる特典が付くのが強い。思ったより忘れられがちな効果でしたが。
基本ルートにも入っている、実質のキーカードになっています。

これまでに上記で既にサーチされる側のカードの項で書いてしまったので役割はそんな感じで、というところなのですが、あれら全てをこなすことができるというのは改めて末恐ろしいものです。
なお墓地からも拾えるのでここも状況に応じます。グランエルあたりを再利用できるのが強み。



・《恐牙狼 ダイヤウルフ》

ダブルバックを使うならばまず真っ先に候補に挙がるモンスター。考えたことがある方ならすぐわかるはず。
エクストラの枠の都合や私が単に長らく持っていなかったりしたことからピン採用にとどまっています。ダブルバック自体一発通れば充分な威力ではあるので、枚数についてはこんなものかなというところ。
そもそもせっかく孤島でダブルバックしようというデッキなのだしダイヤ一辺倒でも面白くないかなとは思います。



・《キングレムリン

採用の経緯はコカライアのところに書いた通り。孤島+ダブルバックというなら視野に入る存在でした。
ちなみに爬虫類を増やせるならば採用が見込める《毒蛇の供物》でキングレを破壊してダブルバック、という手段も取ることができます。このデッキでは爬虫類族がこれ以上増やせる気はしなかったのですが、もしかするとまだ何か入る余地はあったのだろうか?と怪しくもあります。《ジェントルーパー》あたりの汎用カードだとか?
個人的には今のバランスでけっこう満足ではあります。サーチ先が少ないとはいえデッキにカードを戻す手段もそこそこあるので。



・《No.101 S・H・Ark Knight》

ランク4に解決力を求めた結果。まあ普通に強い。
また、破壊耐性を持っているということで孤島のデメリットを耐えうる、という見込みもあったりします。



・《鳥銃士カステル》

上に同じく。シンプルに強い。
相手への干渉に乏しいデッキには用意しておきたい存在です。永続1枚で雑にゲームが終わることもしばしばある時代なので。

非ナンバーズなので、ギガント破壊→ダブルバックの流れを行った後になんやかんやでレベル4を2体用意してエクシーズし、相手のカードを除去してから攻撃、メイン2でギガントと未来皇になる流れがあります。
アークナイトかこっちか、どっちか1枚あればいいかなと思わないでもない。



・《トライエッジ・リヴァイア》

元々の構想の時点で「レベル3×3」のエクシーズ体を想定していたわけですが、その選択肢として最後に残ったモンスターがこれでした。
800ダウン+効果無効+破壊相手を除外。スペックは非常に高いです。
ダブルバックによる展開を経由せずとも、ギアーノMk-Ⅱ+シザーで充分普通に出すことができます。



・《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》

何度も名前を上げている「ギアーノ」どもとキリンをデッキの中に戻せるモンスター。かつ、パーツ集めまでに時間を稼ぎつつライフも回復できる粘りの権化。
破壊耐性は孤島下でも安定させられますし、ライフ回復はグランエルのために活用できます。

ギアギアギアを任意のタイミングで使うためにも、時として破壊を耐えずに墓地に行き、ギアーノを補充することを優先したほうが有効な場合もあるのだ、ということを調整中に学びました。
まあそりゃあそういうこともありますわなあ。



・《発条機雷ゼンマイン》

同じく孤島下で耐えられるランク3エクシーズ。
こちらの魅力は、孤島で破壊対象にしてやることで、自爆特攻することなく・守備表示のままで除去効果を発動できる点。この場合サーチも行われないのでデッキ内の炎王を消費しません。
チュンチュンともども、Mk-Ⅱから一手で出せ、大いに時間を稼いでくれる存在です。



・《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》

しばらく入っていませんでしたが、途中で必要性を感じました。仮想敵はサイドラインフィニティやフェルグラント。
「シザー効果発動」と言った時にインフィニティで止められるケースは少なかったので突破に便利でした。
都合が悪くなったら孤島で破壊してしまえば問題無し。

また、ダブルバックで同時に蘇生するならば相方の特殊召喚を阻害しないので、フォートレスやコカライアあたりを蘇生できる可能性はあるのかなといったところです。やったことないですが。



・《ゴーストリック・アルカード

汎用枠。「とりあえず出していけるランク3」として役に立ちます。特に最近の環境は比較的罠が厚いので。
駄天使を重ねることでダブルバックの自壊を回避できるんかなと思ったこともありましたが、普通に考えて《ダウナード・マジシャン》で良い部分ですね。
墓地に落ちた段階で発動する効果を持っているので、もしかするとダブルバックで蘇生する意味があるといえるのかもしれません。ランタンあたりは汎用カードでカメン対応だったり。



・《FNo.0 未来皇ホープ

ダブルバックの自壊回避要員として想定していました。孤島の破壊を耐えられることもあり、相手にターンを渡す際に立てておくと心強いモンスターです。
バトルフェイズ中のみの奪取なので孤島で割れないのが惜しい感じはあります。

ところで今更な話ですが「場持ちの良いエクシーズ」とダブルバックの相性が時々微妙に感じられることもありましたが、そのあたりはプレイング次第でどうとでもなる部分ではありました。



・《閃光竜スターダスト》

カメン+4、またはデブリ+3+1で。もちろん孤島を・あるいは孤島から守りたいということです。
場合によっては普通の《スターダスト・ドラゴン》のほうが良いケースもあるかもしれません。《スターライト・ロード》も視野に入れるべきなのかも?



・《ブラック・ローズ・ドラゴン》

主にデブリ+3で。《ギアギアーノ》の存在意義の一環です。《ギアギアギア》+デブリで孤島と同様の役割になるという感じ。
デブリをトップする意味なのかなという気もしますが、フィールド魔法絡みでアドを取れる《妖精竜 エンシェント》だとか、他のレベル7帯ドラゴンシンクロでも良いのかなと時々思います。



・《転生竜 サンサーラ

デブリとカメンが、ともにバックジャックを釣った際にシンクロ召喚できる唯一の縛り無しレベル5ドラゴンシンクロ。目的がバックジャックの再利用なので効果やステータスは度外視しているようなものなのですが、高い守備は便利でしたし、墓地にカードを置いておきやすいデッキなので蘇生効果も活かしやすいです。
自分カードの効果破壊には対応していないので孤島やダブルバックとは噛み合わないのが残念なところですが、そこまで要求はしていません。




【その他:一時入っていたカード】



このあたりからはざっくりと適当に。


・《ダウナード・マジシャン》
ランク3をランク4に存在変換でき、ギアギガントを使って未来皇を出すのに便利です。
と思っていたのですが意外とこれを使わずとも未来皇に行き着いたりしたので一時抜けました。
と思いましたがダブルバックで蘇生したランク3モンスターの自壊回避という役目を思い出しつつあります。

・《魔界発現世行きデスガイド》
何故か抜けていった。ランク3帯に能動性が足りない。スペックは非常に高いので意識しておくべきではあるのかなと。

・《トイナイト》
ギアギガントを作りやすいように、という意識が高じて入っていました。また、デブリで釣り上げてランク4にも。
持っていなかったのと、入れるなら3枚入れたくなる効果だったので枠を使ってしまうのがネックでした。

・《マスマティシャン》
高い

・《機装天使エンジネル》
ダブルバックの自壊回避……がそのターン中しかできなかった気がしたので。よしんばできたとしても守備で相手にターンを回すのはどうなのでしょうという感じでした。

・《No.17 リバイス・ドラゴン》《No.20 ナイトメア・シャーク》
アシッドゴーレムの枠に出たり入ったりしていた2枚。ナイトメアシャークは欲しくなる時があります。

・《ギアギアギアXG》
デッキ構想の発端に位置していながら結局抜けているのは持ってないからです。性能が低すぎて使う気になれなかったとかトライエッジが優秀すぎたとかいうことなんか微塵もありません。

・《ダイガスタ・エメラル》
貴重な使い回しカードなのですが、欲しいなと思える場面が少なく抜けていきました。ランク4を作れる状況なら使い回しに向かっている場合ではないということだったのかもしれません。

・《ラヴァルバル・チェイン》
墓地を気にしながら動いていくデッキながら抜けているのはエメラルと同様の理由かと思われ。
こちらには《炎王炎環》+ダブルバックを狙える意味があるので再考の余地ありです。

・《虚空海竜リヴァイエール》
バックジャックを使い回すためのカードです。逆にそれ以外に使い道が無かった。

・《補給部隊》
セルフブレイクと相性が良いのは言わずもがなですが、特にこのデッキではエッジ+孤島+補給部隊で毎ターン1ドローできることになります。

・《カードトレーダー》
孤島で引いたキリンを使い回し、引いてしまったギアギアーノを戻し、と非常に便利なカードなのですが、この1枚の消費が別のカードだったらなあ、と思うシーンが多々あり、優先度合いが下がって抜けてしまいました。
強力なカードではあります。

・《エクシーズ・リボーン》
《ジェネレーション・フォース》でサーチできる他の対象。スペックは非常に高いのですが、ギアギガント以外蘇生してもそこまで美味しくなかった感があり没。
これを入れていた段階ではまだダイヤウルフを持っていなかったため、現在はまた異なる使用感になるのかもしれません。

・《エクシーズ・ユニバース》
同じく「エクシーズ」カードの選択肢。こちらのランク3と相手ランク4を吸ってサイドラインフィニティや! とか言ってました。そう上手く行くわけが無い

・《禁じられた聖槍》
リズナーの項に書いた通りの感じで抜けていきました。汎用カードであることは間違いない。

・《ブンボーグ001》《ブンボーグ003》
ダブルバックやギアギアギアで001が蘇生できる!ということで最初入っていました。
結果、ギアギアギアを発動してトリシュをぶん投げるだけでダブルバックの出番が一瞬も訪れなくなってしまったので抜けました。
エクストラ圧迫も酷いものでした。

・《スクラップ・リサイクラー》
戻せるのレベル4だけかよ!




【その他:興味があるカード】


調整案。


・《トリック・デーモン》《デーモンの騎兵》
どちらもカメン対応かつ孤島対応。特にトリックデーモンは《悪魔の嘆き》で落とすことでも効果を発動できます。
汎用「デーモン」が登場したら一考の余地はあります。バックジャックだけのために《デーモンの宣告》も無いとは思いますが、エッジでトップ固定→わざと外して「効果で墓地送り」ができるので考えてはみたいところ。
最近だと《エキセントリック・デーモン》とかが少し気になるような。しかしいずれにしても騎兵が微妙ですなあ。
元々【炎王】と【デーモン】を合わせる案自体が別であったのでそちらはそちらでやるべきなのかもしれない。

・《ユベル
手札から孤島で破壊して進化できるほか、ダブルバックで蘇生し自壊させることでも進化できます。
目下蘇生札が入っていないので微妙ではありますが嘆きで落とせる点も強み。

・《焔虎》
守備0のレベル4モンスター。《炎王の急襲》に対応しているのがポイントで、もし【炎王】寄りにするのであれば考慮に入れたいところです。
キリンで墓地に置いておくことに意味があるのも便利そうだなと思っています。

・《外神ナイアルラ》
汎用ランク4エクシーズであること、高い守備力、バックジャック等を使い回すことができる点などが考慮されます。
手札を好きに切れるのも便利そう。

・「幻獣機」
ギアギガントとの相性と、《空中補給》を合わせた場合にダブルバック→トークンリリースと処理していくことで自壊を回避できるのではないかという目論見。
オライオンあたりが便利かもという話も書きましたが、チューナーゆえにエクストラを考えたくなることと、結局は防御手段でしかないのだということは意識されるべきかもしれません。

・《おもちゃ箱》
ギアギガントでサーチ、孤島で手札から割って展開、デブリでもカメンでも釣れて便利そうには見えます。
メインデッキの圧迫が深刻なのがネック。孤島+おもちゃ箱というならもっと別なデッキになるのかなと。

・《炎王神獣ガルドニクス》
最近ようやく1枚買いました(爆笑)
このカードに限らず、このデッキに限らず、「炎王」とのバランスは孤島を使う時には常に発生するものなのだろうなと思います。変に意固地になるより色々試してみるべきなのかもしれない。




○その他:あとがき



ざっと書いて見直してみて、プレイングやデッキそのものの回し方について全く書いていないことに気付きました。
その意味では引いたものを使っていくだけのデッキなのかもしれません。そういうデッキしか組んだことがない気もする。
時間が取れたらプレイやコンセプトを意識したデッキにも挑戦してみたいものです。


かなりごっちゃに様々なカテゴリが共存するデッキになりましたが、むしろ事故を軽減するためにこうなったので今は割と安定しています。
主にペンデュラムの登場以降個人的に意識が高くなっていた、操作性、公開領域の支配能力のようなものについての考えを集約したデッキになっているともいえるのかなと。
ただその代わりにいつも通り「強い動き」が考案できていないので目下ギアとダブルバックが強いだけ状態になっている感じはあります。
4月に参加させていただいた2つのオフでの戦績は合計で7-5でした。まだまだですね。


というわけでいつもよりも長々と書いてしまいました。時間が無いって言ってなかったっけ。考えたことが多かったデッキなので個人的に残しておきたかった内容ではあります。
適当に推敲して、過不足があればその都度直していくページにしたいと思っています。不定期に微妙に記述が変わるかもしれません。
デッキの趣向そのものがある程度変わったらまた新たにページを作るくらいでしょうか。


まだまだ未開拓な部分が多いので、ご意見等ありましたら是非よろしくお願いいたします。