悠久フィロソフィー

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ゴブリンの小役人

考察対象:ゴブリンの小役人


ゴブリンの小役人 永続罠
相手ライフが3000ポイント以下の場合に発動可能。相手のスタンバイフェイズ毎に相手ライフに500ポイントダメージを与える。


バーン系永続カード。
条件がかなりきつい、なかなか古い罠。

本来8000ポイントあるライフポイントを半分以下の3000ポイントまで下げなければ発動さえできず、活躍の機会は少ない。
素直に『拷問車輪』『呪恨の仮面』を使ったほうが手っ取り早い。

とはいえまったく利点がカードではない。
『拷問車輪』などと違い相手フィールド上にモンスターがいなくても発動することができ、『黒蛇病』などと違い自分もダメージを受けることもない。
一方的に純粋に相手にだけにただダメージを与える永続カードというのは、実はなかなか限られている。

実際このカードを発動すれば数ターンで相手ライフは0へと近付いていく。
何もなければ6ターン後には勝負がつくことになる。

しかしそうはいっても、やはり使いにくさが際立つ。
そもそも、3000ポイントまで減らすことができたのならば残りも同様に焼ききってしまえば済む話。

効果の適用が3000以下になったときから、ではなく3000以下でなければ発動さえできない。
したがって『神炎皇ウリア』補助にはなりがたい。

原作やアニメではライフ4000ポイント制である。
そのため、他メディアの影響から始めたプレイヤーは、最初、ライフ4000制から始めてしまう場合がまれにある。
その場合、このカードはそれなりに脅威となった。

ゴブリンの小役人。
『役人』ではなく『小役人』だが特に理由はないだろうと思われる。
真面目なゴブリンもいるということだろうか。
そして何故か『ハリー・ポッター』シリーズのグリンゴッツ銀行に勤務するゴブリンたちとイメージか重なってしまうのは私だけであろうか。
ゴブリンというよりも、爬虫類っぽい見かけではある。

ゴブリンデッキを作る人はこのカードの投入をお忘れなく。
そんな人いないだろうけど。