悠久フィロソフィー

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抹殺の使徒

考察対象:抹殺の使徒

初・通常魔法考察。
前回の教訓を活かし(?)制限カードから開始。

裏守備モンスターを破壊し、ゲームから除外する。
リバース効果モンスターだった場合は、デッキからも除外する。
時として『抹殺』というにふさわしいだけの威力を発揮するカード。

遊戯王では表側守備表示召喚が不可能なので、相手守備要員はほぼこのカードで除外可能。
黄泉ガエル』や『クリッター』が召喚された時に使えると都合がいい。

リバース効果モンスターを根絶するのはオマケ程度。
しかし投入率の高く効果の強力なリバースモンスター、『深淵の暗殺者』『メタモルポット』『聖なる魔術師』『ファイバーポッド』『サイバーポッド』は軒並み制限・禁止になってしまっている。
無理に強力モンスターを根こそぎにする必要もないということ。

現在の環境で全除外を狙えるのは、『ライトロード・ハンター ライコウ』や『墓守の偵察者』あたりだろうか。
ただし、あまりデッキを除外するとデッキ圧縮になり喜ぶ相手もいるので気をつけたいところ。
また、自分のデッキも対象になることに注意。

うまくすれば、大掛かりなビーピングとして使うことができる。
デッキ内容を全て覗くことができるという膨大な情報取得を実現させることもある。
その場合は自分のデッキ内容も全て公開してしまうわけだが。

一度破壊を介するので、『我が身を盾に』『デストラクション・ジャマー』『スターダスト・ドラゴン』のようなカードには反応されてしまう。
『ブラック・コア』等とは違うので覚えておいた方がいいかもしれない。

よく『シールドクラッシュ』と比較される。
あちらは表側でも破壊でき、『ネクロフェイス』『異次元の偵察機』を破壊する場合にこちらよりも成果を出す。
もっとも、その2枚が伏せられる状況は大概『マクロコスモス』『次元の裂け目』発動中だろうが。

『守護者スフィンクス』『番兵ゴーレム』『ステルスバード』等のサイクルリバース・モンスターを確実に除去可能。また、『月の書』等の裏側守備表示を作り出すカードとのコンボで狙ったモンスターを確実に除外することができる。

地味に自分フィールド上モンスターにも使用可能。
ほぼ意味はないが。

抹殺の使徒』という名の通り『使徒』である。
どう見てもキリストの弟子には見えないので、この場合『神聖な目的に献身する人』という意味であろうと思われる。
抹殺のどこが神聖なんだよ。

細身の体、長い金髪、中々美男子として描かれている。
『撲滅の使徒』のおっさんとはえらい違いである。
レイピアを構え、白銀の鎧兜を纏い、マントを翻し、まるで中世の騎士を思わせる。
イラストから考えるに、左利きなのだろうか。