悠久フィロソフィー

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ファイヤー・トルーパー

考察対象:ファイヤー・トルーパー

炎属性の戦士族モンスター。
いや待てお前は炎族じゃないのかよええ?

場に出た瞬間に退場。
そして1000ポイントのダメージを与える。

恐らく、現存する全てのカードの中で最も攻撃力と守備力の設定に意味を持たないモンスターだと思われる。何しろ『切り込み隊長』『召喚僧サモンプリースト』は言うに及ばず、相手ターンに『UFOタートル』や『ダメージ・コンデンサー』等で特殊召喚した時にすら一瞬で退場してしまう。
そして1000ポイントのダメージを与える。
守備力はまだ裏守備セットで壁にする場合がないともいえないので多少必要かもしれないが(一応、『クリッター』あたりを防げるくらいはある)、本当にこのモンスターにとって攻撃力という項目は意味を成さない。
というのも、与えるダメージと攻撃力が同じ数値であるからだけれど。
攻撃力が1200とかあったらまた話は微妙に違ってくる。
まあそれはともかく。

ほとんど同じ効果を持つ『ならず者傭兵部隊』とは以下の点が違う。
・効果の使用を放棄するともう使えない
・相手ターンでも発動可能
・墓地に送らなければ効果が発動しない
だいたいは分かることだが、大きいのは3番目。
『マクロコスモス』等の発動中は効果を使用できないので要注意。
ちなみに、『スキルドレイン』発動中の場合は同じく効果を発動できる。

レベル4戦士族なので『増援』『無敗将軍フリード』でサーチが可能。
後者は戦士族デッキのコンセプトとこのカードの効果が大きく食い違うためあまり使うことはないが、前者は割と意味を持つ。
このカードはバーンカードである。
バーンカードばかり詰め込んだいわゆる『フルバーン』には、時に手札補充要員として『E・HEROバブルマン』が投入される。コチラも戦士族。
つまり、『増援』が『フルバーン』に入る余地が出てくるということ。
デッキの圧縮、あるいはピンポイントサーチが実現する。
場合によっては『積み上げる幸福』『連鎖爆撃』のチェーン数稼ぎにも貢献。
ただ、この2体くらいしか戦士族が投入できないのは口惜しい。

両手、首から上が炎に包まれている。
また、足は獣か何かのように大きく、鋭い爪を擁し、筋肉質。
炎に隠れた頭からは長く尖った耳。
うなじ部分にはいくつも角の生えた防具。
翼のようなマント。
上記の通り戦士族デッキとはそりが合わない。
これの一体どこが戦士族なんだ。