悠久フィロソフィー

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神の恵み

考察対象:神の恵み


神の恵み 永続罠
自分はカードをドローする度に500ポイントのライフポイントを得る。


毎ターンのライフ回復をする永続カード。
無効にされたりドローロックをされない限り、確実に回復ができる。

基本的には『堕天使マリー』と同じような感覚で『ビッグバンガール』のお供に連れ立って登場する。
発動が不定期な『ビッグバンガール』の効果を毎ターン発動させることが可能となり、安定性と火力が増す。

気をつけたいのは回復量に関する知識。
『引く度』すなわち『ドロー効果の発動した回数』だけ回復するのであり、『ドローした枚数分』ではない。
『天使の施し』で3枚ドローしようが『強欲な壺』で2枚ドローしようが通常ドローで1枚ドローしようが、回復量はいずれも500ポイントとなる。
その点、ドロー回数そのものを増やす『凡骨の意地』『破滅へのクイック・ドロー』などと併用した場合にはドロー枚数分の回復が可能。
うまくすればかなりのライフを稼げる。

ガジェットや『クリッター』などでサーチしたカードは『ドロー』にカウントされないので注意。
あくまで、デッキトップからカードを引いたときに限る。

神の恵み。
確かに、毎ターンのライフ回復は地道にして大いなる恵みといえるかもしれない。

OCGの世界にはありとあらゆる『神』が存在する。
このカードが指す『神』とはいったいどのカミサマなのだろうか。

イラストに描かれているのは女性が小雨を浴びているシーン。
端のほうに写っている細い木と曇り空を今まさに切り開いたかのような光。
絶望的状況下で受けた恵みの雨なのかもしれない。
それにしてもこの女性が綺麗だと思うのは私だけだろうか。

ちなみに『恵みの雨』というカードもある。
どことなく世界観が似ているカードで、効果も同じく回復系統。

永続カードながら、意外と破壊されにくい。
それはライフアドバンテージがかなり軽視されやすい概念であり、ゆえにこのカードの存在は重く見られることが少ないためである。
このカード1枚に貴重な『サイクロン』を撃てるかというとそれは躊躇するだろう。

遊戯王OCGには『テキストが短いほど強い』という格言めいた不文律がある。
このカードにはそれがあてはまる……だろうか?

大昔、デッキのカード枚数合わせにはよく用いられた。
というか私がよく用いていた。
初心者がデッキに入れやすいカードなのかもしれない。

全国にいる『神野恵』という名前のデュエリストは是非デッキに投入しよう。
そうでなくともサイドデッキくらいには常備しておくべきではなかろうか。
もちろん冗談なのでこれが原因で負けても私は一切の責任を負わないので。